Gemini CLI 実務活用講座

ターミナル / PowerShell からAIを起動し、実務を自動化する3時間講座

Gemini CLI 実務活用講座 アイキャッチ

この講座について

本講座は、AI(Gemini CLI)を実務で活かすための実践的なハンズオン研修です。ターミナルやPowerShellからAIに指示を出し、日々の業務で発生するファイル整理・資料作成・データ集計を自動化する一連の流れを体験します。

⏱️ セットアップ時間について

初めて受講される方は、Node.js や Gemini CLI のインストールに 10分〜1時間程度かかる場合があります。会社PCをお使いの方は特に注意が必要です。前日までに事前準備を完了されることを強くお勧めします。

受講にあたって知っておいてほしいこと

  • 本講座はAI活用の実践的な流れをつかむことを目的としています。コマンドをすべて暗記する必要はありません
  • 演習ではすべて練習用サンプルデータを使用しますので、実務データが外部に漏れる心配はありません
  • 会社支給PCをご利用の方は、インストール制限がある場合があります。情報システム部門への事前確認をお願いします
  • エラーが出ても慌てないでください。講師・サポートスタッフがリアルタイムで対応します
  • 質問はいつでも歓迎です。チャットへの書き込みや音声での質問が可能です

コンテンツ一覧

事前準備セクション

レッスンセクション

補助資料セクション

講座タイムテーブル(目安)

講座全体マップ:3時間のタイムラインと6つのレッスン、受講後に残る7つの成果物を1枚で俯瞰
📍 講座全体マップ:3時間の流れ・6レッスン・成果物を1枚で俯瞰クリックで拡大
時間 内容 担当
0:00 〜 0:10 オープニング・自己紹介・本日の流れ説明 講師
0:10 〜 0:40 第1部:ターミナル起動・Gemini CLI ログイン・動作確認 全員ハンズオン
0:40 〜 1:10 第2部:サンプルフォルダをAIで整理・ファイルリネーム自動化 全員ハンズオン
1:10 〜 1:30 休憩・質問タイム
1:30 〜 2:00 第3部:Excel・Word・PowerPoint の自動生成 全員ハンズオン
2:00 〜 2:25 第4部:CSVデータの集計・グラフ作成・簡易予測 全員ハンズオン
2:25 〜 2:45 第5部:PDF変換・QRコード生成と保存 全員ハンズオン
2:45 〜 3:00 第6部:まとめ・次の一歩・Q&A 講師・全員

受講対象者

この講座で身につくこと

受講前のご案内

講座当日をスムーズにスタートするための事前確認

⏱️ セットアップには時間がかかります

Gemini CLI を使えるようにするまでの準備は、環境によって 10分〜1時間程度 かかります。当日ぎりぎりではなく、前日までに完了しておくことを強くお勧めします。特に会社PCをご利用の方は、早めにご確認ください。

事前に済ませておいてほしいこと(チェックリスト)

受講前日までに、以下の項目をすべて確認してください。不安な点があれば事前にご連絡ください。

PC・環境

  • 使用するPCを決めておく
    自宅PC・個人PC・会社PCのどれを使うか決めてください。会社PCの場合は次の項目も必ず確認してください。
  • 会社PCの場合: ソフトウェアのインストール制限を確認する
    情報システム部門(IT部門)に「Node.js と npm をインストールしてよいか」を事前に確認してください。制限がある場合は個人PCでの参加をご検討ください。
  • PCの管理者権限(Administratorアカウント)を確認する
    ソフトウェアのインストールに管理者権限が必要です。Windowsの場合は「設定 → アカウント」で確認できます。Macの場合は「システム設定 → ユーザとグループ」で確認してください。
  • 安定したインターネット回線に接続できる状態にする
    ダウンロードや AI との通信が発生します。できれば有線LAN、または安定したWi-Fiを確保してください。
  • 充電器を用意する(またはバッテリー残量を確認)
    3時間の講座中、充電が切れると復旧に時間がかかります。充電器を接続した状態でご参加ください。

Googleアカウント

  • Googleアカウントを持っていることを確認する
    Gemini CLI のログインにはGoogleアカウントが必要です。お持ちでない場合は accounts.google.com で無料作成できます。
  • 使用するPCのブラウザでGoogleアカウントにログインしておく
    Chrome、Firefox、Edge などで google.com にアクセスし、右上のアイコンでログイン済みであることを確認してください。
  • 二段階認証の設定を確認する
    二段階認証を設定している場合、CLIログイン時にスマートフォンでの承認が必要です。スマートフォンを手元に用意しておいてください。

ターミナル / PowerShell

  • ターミナル(Mac)またはPowerShell(Windows)が開けることを確認する
    Macは「Spotlight検索(Command + Space)」で「ターミナル」と入力して起動できます。Windowsはスタートメニューで「PowerShell」と検索して起動できます。
  • Node.js と npm がインストールできる状態であることを確認する
    可能であれば、セットアップページの手順に従って事前にインストールを完了しておいてください。時間短縮になります。
  • Windowsの場合: PowerShellのスクリプト実行ポリシーを確認する
    PowerShellで Get-ExecutionPolicy を実行し、「Restricted」と表示された場合はトラブルシューティングガイドを参照してください。

セキュリティ・その他のソフトウェア

  • セキュリティソフトの設定を確認する
    ウイルス対策ソフトがnpmのインストールをブロックする場合があります。会社のセキュリティポリシーの範囲内で、一時的に設定を調整できるか確認しておいてください。
  • Word・Excel・PowerPointが開ける状態であることを確認する
    Microsoft Officeがインストールされていることを確認してください。ない場合は無料のLibreOfficeまたはGoogle Docs/Sheetsで代替できます。
  • ファイルを保存する場所(フォルダ)を決めておく
    デスクトップ上に「gemini-practice」フォルダなどを作っておくと、演習中のファイル管理がスムーズです。

Zoom / Google Meet(受講環境)

  • Zoom または Google Meet が正常に動作することを確認する
    カメラ・マイク・スピーカーが使える状態にしておいてください。接続テストを事前に行うことをお勧めします。
  • PCの再起動ができる状態にしておく
    インストール後に再起動が必要になる場合があります。保存中の作業ファイルは事前に閉じておくと安心です。

受講者へのお願い

1 開始10〜15分前には入室をお願いします
接続確認・マイクテスト・画面共有の確認など、開始前のウォームアップに時間を使います。開始ぎりぎりに入室すると、セットアップが遅れる場合があります。
2 事前準備は前日までに完了してください
Node.js・Gemini CLIのインストールは当日に行うと時間がかかり、他の受講者の進行に影響が出る場合があります。セットアップページを参考に、前日までに準備を完了してください。
3 会社PCをお使いの方は、情報システム部門へ事前確認をお願いします
Node.js・npm・Gemini CLIのインストール許可、PowerShellのスクリプト実行ポリシー変更が必要な場合があります。「業務効率化のためのAIツール研修に使用する」旨を伝えて確認してください。
4 エラーが出ても画面を閉じずに、そのまま共有してください
エラーメッセージは問題解決のための重要な情報です。慌てて閉じたり、再起動したりせず、エラー画面のスクリーンショットを撮るか、チャットにエラー内容を貼り付けてください。
5 演習フォルダ以外のファイルは操作しないようにしてください
講座では専用の演習フォルダ(sample_data_messy など)を使います。それ以外の場所のファイルを誤って削除・移動しないよう注意してください。
6 実務データ(個人情報・社内データ)は使用しないでください
演習には必ずサンプルデータを使用してください。AIへの入力に実在する顧客情報・社内機密情報を含めることは、セキュリティ上のリスクになります。
7 わからないことはその場で質問してください
チャットへの書き込みや音声での質問を歓迎します。「こんなこと聞いていいのか」という遠慮は不要です。同じ疑問を持っている方が必ずいます。
8 デスクトップを整理しておくことをお勧めします
画面共有をする場合、デスクトップが見えます。個人情報や機密ファイルのアイコン・ファイルが表示されないよう、事前に整理・移動しておくことをお勧めします。

次のステップ: OS別セットアップ

本講座はMac・Windows両方に対応しています。お使いのOSに合わせたセットアップ手順をご確認ください。

ℹ️ セットアップは事前に完了してください

当日のセットアップは最低限のサポートのみとなります。スムーズな受講のため、前日までにインストールを完了してください。

OS別セットアップへ進む →

お使いのOSを選んでください

セットアップ手順はOSによって異なります

セットアップについて

Gemini CLI を使えるようにするには、お使いのOSに合わせてソフトウェアをインストールする必要があります。Macの方はターミナル、Windowsの方はPowerShellを使ってセットアップを進めます。

インストールするもの:

  • Node.js(Gemini CLI の実行環境)
  • npm(パッケージ管理ツール・Node.jsに同梱)
  • @google/gemini-cli(Gemini CLIツール本体)
  • Python(データ分析・グラフ作成・PDF生成などに使用)
⚠️ 会社PCをご利用の方へ

会社支給のPCでは、ソフトウェアのインストールに制限がある場合があります。IT部門(情報システム部門)に事前確認を取ることを強くお勧めします。詳しくは受講前のご案内をご覧ください。

OSの確認方法

どちらのOSか分からない場合は、以下の方法で確認できます。

Macの確認方法
Windowsの確認方法
1 画面左上の Apple ロゴ () をクリックします
2このMacについて」を選択します
3 「macOS Ventura 13.x」などと表示されればMacです
1 スタートメニュー(Windowsロゴ) を右クリックします
2システム」または「設定」を選択します
3 「Windows 10」「Windows 11」などと表示されればWindowsです

セットアップ済みの方はレッスンへ

すでにGemini CLIのインストールとログインが完了している方は、直接レッスンへお進みください。

ℹ️ セットアップ完了の確認方法

ターミナル(またはPowerShell)で以下のコマンドを実行し、バージョン番号が表示されればセットアップ完了です。

node --version v20.x.x ← このように表示されればOK gemini --version x.x.x ← このように表示されればOK
第1部: CLI起動とログインへ進む →

Mac セットアップガイド

ターミナルからGemini CLIを使えるようにする

macOS 向け

Mac セットアップガイド

Gemini CLI を Mac で使えるようにするための手順を、一つひとつ丁寧に説明します。

1

ターミナルを開こう

「ターミナル」とは、Mac に文字を打ち込んで命令を与えるアプリです。 普段使うマウス操作の代わりに、キーボードでコンピューターと会話する窓口だと思ってください。

開き方 ① Spotlight 検索(いちばん簡単)

  1. キーボードの Command (⌘) + Space を同時に押します
  2. 画面中央に検索バーが現れます
  3. 「ターミナル」 と入力します
  4. 「ターミナル.app」が表示されたら Enter を押します

開き方 ② Launchpad から開く

  1. Dock(画面下のバー)にある ロケットのアイコン(Launchpad) をクリック
  2. 「その他」 フォルダを開く
  3. 「ターミナル」 をクリック

開き方 ③ Finder から開く

  1. Finder を開く(画面左下の笑顔のアイコン)
  2. 左サイドバーの 「アプリケーション」 をクリック
  3. 「ユーティリティ」 フォルダを開く
  4. 「ターミナル」 をダブルクリック
ターミナルが開いたら?
黒や白の画面に username@MacBook ~ % のような文字が表示されれば成功です。 この % または $ マークの後ろにコマンドを入力します。
2

基本コマンドを体験しよう

まずはターミナルの基本操作を練習しましょう。 コマンドを入力したら Enter キーを押して実行します。

現在地を確認する(pwd)

「今、自分はコンピューターのどこにいるのか」を確認するコマンドです。

$ pwd

実行すると /Users/あなたの名前 のようなパスが表示されます。 これが「現在地(ホームディレクトリ)」です。

ファイルやフォルダの一覧を見る(ls)

現在地にあるファイルやフォルダの一覧を表示します。Finder で中身を見るのと同じです。

$ ls

Desktop、Documents、Downloads などのフォルダ名が表示されれば OK です。

デスクトップに移動する(cd)

cd は「Change Directory(場所を変える)」の略です。

$ cd ~/Desktop

~/ は「ホームディレクトリ」を意味します。 コマンド実行後、pwd を打つと /Users/あなたの名前/Desktop になっているはずです。

作業フォルダを作る(mkdir)

講座で使う専用フォルダをデスクトップに作りましょう。

$ mkdir gemini-workshop

Finder でデスクトップを見ると「gemini-workshop」フォルダが作成されているはずです。

作業フォルダに移動する

$ cd gemini-workshop

pwd を打って /Users/あなたの名前/Desktop/gemini-workshop と表示されれば成功です。

注意:ダウンロードフォルダと混同しないように
作業ファイルはデスクトップの gemini-workshop フォルダに保存しましょう。 Downloads フォルダに保存してしまうと、後で迷子になりやすいです。
3

Node.js を確認・インストールしよう

Gemini CLI は「Node.js」という仕組みの上で動きます。 まずインストール済みかどうか確認しましょう。

Node.js が入っているか確認

$ node --version

v20.11.0 のようなバージョン番号が表示されれば、すでにインストール済みです。 次の手順(インストール)はスキップして Step 4 へ進んでください。

Node.js が入っていない場合のインストール方法

「command not found」と表示された場合はインストールが必要です。

  1. ブラウザで https://nodejs.org を開く
  2. 「LTS(推奨版)」 と書かれたボタンをクリックしてダウンロード
  3. ダウンロードされた .pkg ファイルをダブルクリック
  4. インストーラーの指示に従って「続ける」「インストール」をクリック
  5. インストール完了後、ターミナルを一度閉じて再度開く
  6. 再度 node --version を実行してバージョンが表示されることを確認

npm(パッケージマネージャー)も確認

npm は Node.js と一緒にインストールされるツールです。

$ npm --version

10.2.4 のようなバージョン番号が表示されれば OK です。

4

Gemini CLI をインストールしよう

いよいよ Gemini CLI をインストールします。 npm というコマンドを使って、インターネットから自動的にダウンロード・インストールされます。

インストールコマンドを実行

$ npm install -g @google/gemini-cli

-g は「グローバル(Global)」の意味で、Mac 全体で使えるようにインストールします。 しばらく待つと完了メッセージが表示されます。

インストール中にエラーが出た場合
sudo npm install -g @google/gemini-cli のように先頭に sudo を付けて実行してください。 パスワードを求められたら Mac のログインパスワードを入力します(入力中は文字が表示されませんが正常です)。

インストールできたか確認

$ gemini --version

バージョン番号が表示されればインストール成功です。

5

Gemini CLI を起動しよう

起動コマンドを実行

$ gemini

初回起動時:Google アカウントでログイン

初めて起動するときは、Google アカウントでの認証が必要です。

  1. ターミナルに認証用の URL またはブラウザ起動の案内が表示されます
  2. ブラウザが自動で開く(または表示された URL をブラウザで開く)
  3. 使用する Google アカウント を選択してログイン
  4. 「Gemini CLI にアクセスを許可しますか?」という画面で 「許可」 をクリック
  5. 「認証が完了しました」と表示されたらブラウザを閉じる
  6. ターミナルに戻る(Cmd + Tab または Dock からターミナルをクリック)
ブラウザからターミナルに戻るには?
Command (⌘) + Tab キーを押すとアプリを切り替えられます。 ターミナルのアイコンが選択されるまで Tab を押し続けてから指を離してください。
6

動作確認をしよう

簡単な質問を投げかけてみよう

ログイン後、Gemini CLI のプロンプト(入力待ち状態)が表示されます。試しに質問してみましょう。

> 自己紹介してください

Gemini からの回答がターミナルに表示されれば成功です!

終了するには

> /exit

または Ctrl + C を押して終了します。

セットアップ完了!
これで Mac での Gemini CLI セットアップは完了です。 チェックリストで確認してから、レッスンへ進みましょう。

Mac 利用者への補足情報

Finder とターミナルの場所の対応について
ターミナルで ~/Desktop/gemini-workshop と表示される場所は、 Finder で「デスクトップ」の中の「gemini-workshop」フォルダに対応しています。 迷ったときは、ターミナルで open . と入力すると、 現在地を Finder で開くことができます。
zsh と bash の違いについて
最近の Mac では「zsh」というシェルが標準になっています。 古い記事などで「bash」の設定方法が書かれていても、通常は気にしなくて大丈夫です。 この講座のコマンドはどちらでも動作します。
作業フォルダの場所を忘れてしまったら
ターミナルを新しく開いたときは毎回ホームディレクトリに戻ります。 作業を再開するときは cd ~/Desktop/gemini-workshop を実行してから始めましょう。

Windows セットアップガイド

PowerShellからGemini CLIを使えるようにする

Windows 向け

Windows セットアップガイド

Gemini CLI を Windows で使えるようにするための手順を、一つひとつ丁寧に説明します。

1

PowerShell を開こう

「PowerShell」とは、Windows に文字を打ち込んで命令を与えるアプリです。 普段使うマウス操作の代わりに、キーボードでコンピューターと会話する窓口だと思ってください。

開き方 ① スタートメニューから検索(いちばん簡単)

  1. 画面左下の スタートメニュー(Windowsアイコン) をクリック
  2. 検索ボックスに 「PowerShell」 と入力
  3. 「Windows PowerShell」または「PowerShell」が表示されたらクリック

開き方 ② ショートカットキーから開く

  1. Windows キー + X を同時に押す
  2. 表示されたメニューから 「Windows PowerShell」 をクリック
コマンドプロンプト(cmd)との違い
Windows には「コマンドプロンプト(cmd.exe)」という古い画面もありますが、 この講座では PowerShell を使います。 PowerShell の方が高機能で、現代的なコマンドが使えます。 PowerShell は青い背景が目印です(環境によって異なる場合があります)。
PowerShell が開いたら?
PS C:\Users\あなたの名前> のような文字が表示されれば成功です。 この > マークの後ろにコマンドを入力します。
2

基本コマンドを体験しよう

まずはターミナルの基本操作を練習しましょう。 コマンドを入力したら Enter キーを押して実行します。

現在地を確認する(pwd)

「今、自分はコンピューターのどこにいるのか」を確認するコマンドです。

PS> pwd

実行すると C:\Users\あなたの名前 のようなパスが表示されます。 これが「現在地(ホームディレクトリ)」です。
Get-Location と入力しても同じ結果が得られます。

ファイルやフォルダの一覧を見る(ls / dir)

現在地にあるファイルやフォルダの一覧を表示します。エクスプローラーで中身を見るのと同じです。

PS> ls

Desktop、Documents、Downloads などのフォルダ名が表示されれば OK です。
dir と入力しても同じ結果が得られます。

デスクトップに移動する(cd)

cd は「Change Directory(場所を変える)」の略です。

PS> cd ~\Desktop

~\ は「ホームディレクトリ」を意味します。 コマンド実行後、pwd を打つと C:\Users\あなたの名前\Desktop になっているはずです。

作業フォルダを作る(mkdir)

講座で使う専用フォルダをデスクトップに作りましょう。

PS> mkdir gemini-workshop

エクスプローラーでデスクトップを見ると「gemini-workshop」フォルダが作成されているはずです。

作業フォルダに移動する

PS> cd gemini-workshop

pwd を打って C:\Users\あなたの名前\Desktop\gemini-workshop と表示されれば成功です。

注意:OneDrive とローカルフォルダの混在
Windows では「デスクトップ」が OneDrive と同期されている場合があります。 作業フォルダは C:\Users\あなたの名前\Desktop\(ローカル)に作ることを推奨します。 OneDrive 配下(C:\Users\あなたの名前\OneDrive\Desktop\)に作ると 同期の問題が起きることがあります。
3

Node.js を確認・インストールしよう

Gemini CLI は「Node.js」という仕組みの上で動きます。 まずインストール済みかどうか確認しましょう。

Node.js が入っているか確認

PS> node --version

v20.11.0 のようなバージョン番号が表示されれば、すでにインストール済みです。 次の手順(インストール)はスキップして Step 4 へ進んでください。

Node.js が入っていない場合のインストール方法

「'node' は、内部コマンドまたは外部コマンド...」と表示された場合はインストールが必要です。

  1. ブラウザで https://nodejs.org を開く
  2. 「LTS(推奨版)」 と書かれたボタンをクリックしてダウンロード
  3. ダウンロードされた .msi ファイルをダブルクリック
  4. インストーラーの「Next」「Install」をクリックして進める
  5. 「Install」ボタンを押すと管理者権限の確認が出る場合があります →「はい」をクリック
  6. インストール完了後、PowerShell を一度閉じて再度開く
  7. 再度 node --version を実行してバージョンが表示されることを確認

npm(パッケージマネージャー)も確認

PS> npm --version

10.2.4 のようなバージョン番号が表示されれば OK です。

会社 PC でインストールできない場合
会社の PC は管理者権限が制限されていることがあります。 インストールができない場合は、IT 部門または管理者に相談してください。
4

PowerShell の実行ポリシーを確認しよう

Windows の PowerShell には「実行ポリシー」という安全設定があります。 スクリプトが実行できるよう、設定を確認・変更します。

現在の実行ポリシーを確認

PS> Get-ExecutionPolicy

RemoteSigned または Unrestricted と表示された場合はそのまま次へ進んでください。
Restricted と表示された場合は以下の変更が必要です。

実行ポリシーを変更する(Restricted の場合のみ)

PS> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

「実行ポリシーを変更しますか?」と聞かれたら Y を入力して Enter を押します。

会社 PC では管理者に確認してから実行してください
会社のセキュリティポリシーによって実行ポリシーが制限されている場合があります。 勝手に変更すると問題になることがありますので、IT 部門に確認してから実行してください。
5

Gemini CLI をインストール・起動しよう

インストールコマンドを実行

PS> npm install -g @google/gemini-cli

しばらく待つと完了メッセージが表示されます。 管理者権限のエラーが出た場合は、PowerShell を右クリックして「管理者として実行」してから再試行してください。

インストールできたか確認

PS> gemini --version

バージョン番号が表示されればインストール成功です。

PATH が通っていない場合
'gemini' は、内部コマンドまたは外部コマンド... と表示された場合、 PowerShell を一度閉じて再度開いてから再試行してください。 それでも解決しない場合は トラブルシューティング を参照してください。

Gemini CLI を起動する

PS> gemini
6

ログインと動作確認をしよう

初回起動時:Google アカウントでログイン

初めて起動するときは、Google アカウントでの認証が必要です。

  1. PowerShell に認証用の URL またはブラウザ起動の案内が表示されます
  2. ブラウザが自動で開く(または表示された URL をブラウザで開く)
  3. 使用する Google アカウント を選択してログイン
  4. 「Gemini CLI にアクセスを許可しますか?」という画面で 「許可」 をクリック
  5. 「認証が完了しました」と表示されたらブラウザを閉じる
  6. PowerShell に戻る(Alt + Tab またはタスクバーから PowerShell をクリック)
ブラウザから PowerShell に戻るには?
Alt + Tab キーを押すとアプリを切り替えられます。 PowerShell のウィンドウが選択されるまで Tab を押し続けてから指を離してください。

簡単な質問を投げかけてみよう

> 自己紹介してください

Gemini からの回答が表示されれば成功です!

終了するには

> /exit

または Ctrl + C を押して終了します。

文字化けが起きた場合

日本語が正しく表示されない場合は、以下のコマンドで文字コードを UTF-8 に変更します。

PS> chcp 65001

Windows 利用者への補足情報

エクスプローラーと PowerShell の場所の対応
PowerShell で C:\Users\あなたの名前\Desktop\gemini-workshop と表示される場所は、 エクスプローラーで「デスクトップ」の中の「gemini-workshop」フォルダに対応しています。 迷ったときは、PowerShell で explorer . と入力すると、 現在地をエクスプローラーで開くことができます。
管理者権限が必要なケース
npm でグローバルインストールを行う場合、管理者権限が必要なことがあります。 PowerShell を右クリックして「管理者として実行」を選ぶと管理者権限で起動できます。
OneDrive 配下での問題
作業フォルダが OneDrive で同期されている場合、ファイルのロックや同期の競合が起きることがあります。 C:\Users\あなたの名前\gemini-workshop(OneDrive 配下でない場所)に 作業フォルダを作ることを推奨します。

Mac セットアップ確認

セットアップが正しく完了しているか確認

macOS 向け

Mac セットアップ確認チェックリスト

セットアップが正しく完了しているか、一つひとつ確認しましょう。

セットアップ完了チェックリスト

以下の項目を上から順に確認してください。 各項目を実際に試してみて、できたらチェックを入れていきましょう。

チェックの仕方
各項目のチェックボックスをクリックすると、チェックが入ります。 すべてにチェックが入ったら完了です!
  • Spotlight(Cmd+Space)で「ターミナル」と検索して開けることを確認してください。 黒または白の画面に % マークが表示されれば OK です。

  • ターミナルで pwd を入力して Enter を押すと、 /Users/あなたの名前 のようなパスが表示されれば OK です。

  • v20.11.0 のようなバージョン番号が表示されれば OK です。 表示されない場合は Node.js のインストール手順 を確認してください。

  • 10.2.4 のようなバージョン番号が表示されれば OK です。 Node.js と一緒にインストールされるので、node が使えれば npm も使えるはずです。

  • cd ~/Desktop でデスクトップに移動後、mkdir gemini-workshop を実行。 Finder のデスクトップに「gemini-workshop」フォルダが現れれば OK です。

  • cd ~/Desktop/gemini-workshop を実行後、pwd を打って /Users/あなたの名前/Desktop/gemini-workshop と表示されれば OK です。

  • gemini --version を実行してバージョン番号が表示されれば OK です。 「command not found」と出た場合は トラブルシューティング を参照してください。

  • gemini を起動してブラウザでの Google 認証を完了させてください。 ターミナルに入力プロンプトが表示されれば認証完了です。

  • Gemini CLI が起動した状態で「こんにちは」や「自己紹介してください」と入力して 回答が返ってくれば、セットアップ完全完了です!

チェックリストの結果は?

全項目にチェックが入った方へ
おめでとうございます! セットアップが完了しました。 共通レッスンへ進んで、Gemini CLI の活用方法を学びましょう!

共通レッスン 01 へ進む →
チェックが入らない項目がある方へ
つまずいてしまった場合は、以下のリソースを参考にしてください。 それでも解決しない場合は、講師または受講者同士で確認し合いましょう。

Windows セットアップ確認

セットアップが正しく完了しているか確認

Windows 向け

Windows セットアップ確認チェックリスト

セットアップが正しく完了しているか、一つひとつ確認しましょう。

セットアップ完了チェックリスト

以下の項目を上から順に確認してください。 各項目を実際に試してみて、できたらチェックを入れていきましょう。

チェックの仕方
各項目のチェックボックスをクリックすると、チェックが入ります。 すべてにチェックが入ったら完了です!
  • スタートメニューで「PowerShell」と検索して開けることを確認してください。 PS C:\Users\あなたの名前> のような表示がされれば OK です。

  • PowerShell で pwd を入力して Enter を押すと、 C:\Users\あなたの名前 のようなパスが表示されれば OK です。

  • Get-ExecutionPolicy を実行して結果を確認してください。 RemoteSigned または Unrestricted であれば OK です。 Restricted の場合はセットアップガイドの手順で変更が必要です。

  • v20.11.0 のようなバージョン番号が表示されれば OK です。 表示されない場合は Node.js のインストール手順 を確認してください。

  • 10.2.4 のようなバージョン番号が表示されれば OK です。 Node.js と一緒にインストールされるので、node が使えれば npm も使えるはずです。

  • cd ~\Desktop でデスクトップに移動後、mkdir gemini-workshop を実行。 エクスプローラーのデスクトップに「gemini-workshop」フォルダが現れれば OK です。

  • pwd を実行して表示されるパスが C:\Users\あなたの名前\Desktop\gemini-workshop であることを確認してください。 C:\Users\あなたの名前\OneDrive\Desktop\... の場合は、 OneDrive 外の場所に作業フォルダを作り直すことを推奨します。

  • cd ~\Desktop\gemini-workshop を実行後、pwd を打って C:\Users\あなたの名前\Desktop\gemini-workshop と表示されれば OK です。

  • gemini --version を実行してバージョン番号が表示されれば OK です。 「認識されていません」と出た場合は トラブルシューティング を参照してください。

  • gemini を起動してブラウザでの Google 認証を完了させてください。 PowerShell に入力プロンプトが表示されれば認証完了です。

  • Gemini CLI が起動した状態で「こんにちは」や「自己紹介してください」と入力して 回答が返ってくれば、セットアップ完全完了です!

チェックリストの結果は?

全項目にチェックが入った方へ
おめでとうございます! セットアップが完了しました。 共通レッスンへ進んで、Gemini CLI の活用方法を学びましょう!

共通レッスン 01 へ進む →
チェックが入らない項目がある方へ
つまずいてしまった場合は、以下のリソースを参考にしてください。 それでも解決しない場合は、講師または受講者同士で確認し合いましょう。

Mac よくあるトラブルと対処法

セットアップで困ったときの解決方法

macOS 向け

Mac よくあるトラブルと対処法

セットアップで困ったときは、まずここを確認してください。よくある問題と解決方法をまとめました。

目次

  1. ターミナルが見つからない
  2. 「command not found: node」が表示される
  3. 「command not found: gemini」が表示される
  4. ブラウザ認証後にターミナルに戻れない
  5. フォルダのパスがわからない
  6. 「zsh: permission denied」が表示される
  7. Downloads フォルダに保存してしまった
  8. Finder とターミナルの場所が一致しない

1. ターミナルが見つからない

症状
ターミナルアプリがどこにあるかわからない。

解決方法 ①:Spotlight 検索を使う(最も簡単)

  1. キーボードの Command (⌘) + Space を同時に押す
  2. 「ターミナル」と入力する
  3. 「ターミナル.app」が表示されたら Enter を押す

解決方法 ②:Launchpad から探す

  1. Dock のロケットアイコン(Launchpad)をクリック
  2. 右上の検索ボックスに「ターミナル」と入力
  3. 「ターミナル」アイコンが表示されたらクリック

解決方法 ③:Finder から直接開く

  1. Finder を開く
  2. メニューバーの「移動」→「ユーティリティ」をクリック(または Shift+Cmd+U)
  3. 「ターミナル.app」をダブルクリック

2. 「command not found: node」が表示される

症状
node --version を実行したときに zsh: command not found: node と表示される。

原因

Node.js がインストールされていないか、インストールが完了していない状態です。

解決方法

  1. ブラウザで https://nodejs.org を開く
  2. 「LTS(推奨版)」 ボタンをクリックしてダウンロード
  3. ダウンロードされた .pkg ファイルをダブルクリック
  4. インストーラーに従って「続ける」「インストール」をクリック
  5. ターミナルを一度完全に閉じる(Cmd+Q)
  6. ターミナルを再度開く
  7. node --version を実行してバージョンが表示されることを確認
ポイント
インストール後はターミナルを完全に終了してから再度開くことが重要です。 ターミナルを閉じただけ(Cmd+W)では不十分な場合があります。 Dock のターミナルアイコンを右クリック→「終了」で完全に終了できます。

3. 「command not found: gemini」が表示される

症状
gemini と入力したときに zsh: command not found: gemini と表示される。

原因と解決方法

原因 A:npm install がまだ実行されていない

以下のコマンドでインストールを実行してください。

$ npm install -g @google/gemini-cli

原因 B:インストール後にターミナルを再起動していない

インストール完了後にターミナルを再起動(Cmd+Q で完全終了 → 再度起動)してから 再度 gemini --version を試してください。

原因 C:PATH が通っていない

npm のグローバルインストール先がパスに含まれていない可能性があります。

$ npm bin -g

上のコマンドで表示されたパス(例: /usr/local/bin)が PATH に含まれているか確認します。

$ echo $PATH

npm のパスが表示されない場合は、~/.zshrc に追記が必要です。 詳しくは講師に確認してください。

原因 D:インストールにエラーが出ていた

sudo を付けて再インストールを試みてください。

$ sudo npm install -g @google/gemini-cli

4. ブラウザ認証後にターミナルに戻れない

症状
Google 認証をブラウザで完了したが、ターミナルに戻り方がわからない。

解決方法

方法 ①:Cmd+Tab でアプリを切り替える

  1. Command (⌘) + Tab を押す
  2. アプリ一覧が表示されるので、Tab キーを押し続けてターミナルを選択
  3. Command キーを離す

方法 ②:Dock からターミナルをクリック

  1. 画面下の Dock を見る
  2. ターミナルのアイコン(黒い画面のアイコン)をクリック

方法 ③:Spotlight で検索

  1. Cmd+Space で Spotlight を開く
  2. 「ターミナル」と入力して Enter
認証後にターミナルで何も起きない場合
ブラウザで認証が完了すると、ターミナルが自動的に次のステップに進むことがあります。 ターミナルに戻ったら、何か表示が変わっているか確認してください。 Enter キーを押すと反応することもあります。

5. フォルダのパスがわからない

症状
今自分がどこにいるのか、どのフォルダを操作しているのかわからなくなった。

解決方法 ①:pwd で現在地を確認

$ pwd

現在のディレクトリのフルパスが表示されます。

解決方法 ②:Finder で確認する

$ open .

現在地を Finder で開きます。 Finder のウィンドウが開き、どのフォルダにいるか視覚的に確認できます。

解決方法 ③:ホームディレクトリに戻る

迷ったときはホームディレクトリ(出発点)に戻りましょう。

$ cd ~

その後、改めて cd ~/Desktop/gemini-workshop で作業フォルダに移動してください。

6. 「zsh: permission denied」が表示される

症状
コマンドを実行しようとすると zsh: permission denied: ./スクリプト名 と表示される。

原因

ファイルに実行権限がない状態です。

解決方法

$ chmod +x ファイル名

chmod +x はファイルに「実行可能」の権限を与えるコマンドです。 ファイル名の部分は実際のファイル名に置き換えてください。

実行後、再度コマンドを試してください。

npm の場合は sudo を使う
npm install 時に permission denied が出た場合は:
$ sudo npm install -g @google/gemini-cli

7. Downloads フォルダに保存してしまった

症状
作業ファイルを誤って Downloads フォルダに保存してしまった。 作業フォルダ(gemini-workshop)に移したい。

解決方法:mv コマンドでファイルを移動する

mv は「Move(移動)」の略です。

$ mv ~/Downloads/ファイル名 ~/Desktop/gemini-workshop/

「ファイル名」の部分は実際のファイル名に置き換えてください。 例えば sample.txt というファイルであれば:

$ mv ~/Downloads/sample.txt ~/Desktop/gemini-workshop/

フォルダごと移動したい場合

$ mv ~/Downloads/フォルダ名 ~/Desktop/gemini-workshop/
Finder でも移動できます
ファイルを選択して Cmd+C(コピー)または Cmd+X(切り取り)→ 移動先フォルダで Cmd+V(貼り付け)でも同じことができます。

8. Finder とターミナルの場所が一致しない

症状
ターミナルで操作しているフォルダと、Finder で見ているフォルダが別の場所になっている。 どちらが正しいのかわからない。

解決方法 ①:ターミナルからFinder を開く(最も確実)

$ open .

このコマンドを実行すると、ターミナルで現在いる場所を Finder で開きます。 これでターミナルとFinder の場所を一致させることができます。

解決方法 ②:Finder からターミナルの場所を確認する

  1. Finder でフォルダを開く
  2. Finder のウィンドウ下部に現在のパスが表示される(表示されない場合は「表示」→「パスバーを表示」をクリック)
  3. パスバーのフォルダをターミナルにドラッグ&ドロップすることで、そのパスを入力できる

解決方法 ③:ターミナルでフルパスを確認する

$ pwd

表示されたパスを Finder の「移動」→「フォルダへ移動...」(Shift+Cmd+G)に 貼り付けることで、Finder でも同じ場所を開けます。

Windows よくあるトラブルと対処法

セットアップで困ったときの解決方法

Windows 向け

Windows よくあるトラブルと対処法

セットアップで困ったときは、まずここを確認してください。よくある問題と解決方法をまとめました。

目次

  1. PowerShell が見つからない
  2. 「'node' は認識されていません」が表示される
  3. 「'gemini' は認識されていません」が表示される
  4. 実行ポリシーエラーが表示される
  5. 管理者権限が必要と表示される
  6. OneDrive 配下で問題が起きる
  7. ブラウザ認証後の戻り方がわからない
  8. 文字化けする
  9. 会社 PC でインストールできない

1. PowerShell が見つからない

症状
PowerShell アプリがどこにあるかわからない。

解決方法 ①:スタートメニューで検索(最も簡単)

  1. 画面左下の Windowsアイコン(スタートボタン) をクリック
  2. 検索ボックスに 「PowerShell」 と入力
  3. 「Windows PowerShell」が表示されたらクリック

解決方法 ②:Win+X キーから開く

  1. Windowsキー + X を同時に押す
  2. 表示されたメニューから「Windows PowerShell」をクリック

解決方法 ③:ファイル名を指定して実行

  1. Windowsキー + R を同時に押す
  2. 「ファイル名を指定して実行」が開く
  3. powershell と入力して Enter
コマンドプロンプト(cmd)ではなく PowerShell を使うこと
「コマンドプロンプト」と「PowerShell」は別のアプリです。 この講座では PowerShell を使用します。 間違えやすいので、タイトルバーに「PowerShell」と表示されているか確認してください。

2. 「'node' は認識されていません」が表示される

症状
node --version を実行したときに
'node' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
と表示される。

原因

Node.js がインストールされていないか、PATH が正しく設定されていない状態です。

解決方法 ①:Node.js をインストールする

  1. ブラウザで https://nodejs.org を開く
  2. 「LTS(推奨版)」 ボタンをクリックしてダウンロード
  3. ダウンロードされた .msi ファイルをダブルクリック
  4. インストーラーの「Next」→「Install」をクリック
  5. 管理者権限の確認が出たら「はい」をクリック
  6. PowerShell を一度完全に閉じる
  7. PowerShell を再度開く
  8. node --version を実行してバージョンが表示されることを確認

解決方法 ②:インストール済みだが認識されない場合

PowerShell を完全に閉じてから再起動すると解決することがあります。

それでも解決しない場合は PATH の設定を確認してください。

PS> $env:PATH -split ";"

表示された一覧の中に Node.js のインストール先 (通常 C:\Program Files\nodejs)が含まれているか確認してください。

3. 「'gemini' は認識されていません」が表示される

症状
gemini と入力したときに「認識されていません」と表示される。

原因と解決方法

原因 A:npm install がまだ実行されていない

以下のコマンドでインストールを実行してください。

PS> npm install -g @google/gemini-cli

原因 B:インストール後に PowerShell を再起動していない

インストール完了後に PowerShell を完全に閉じて再度開いてから gemini --version を試してください。

原因 C:npm のグローバルインストール先が PATH に含まれていない

PS> npm bin -g

表示されたパスが環境変数 PATH に含まれているか確認してください。 含まれていない場合は手動で PATH に追加するか、 PowerShell を管理者として実行してインストールし直してください。

原因 D:管理者権限が必要

PowerShell を右クリック→「管理者として実行」してから再インストールを試みてください。

PS> npm install -g @google/gemini-cli

4. 実行ポリシーエラーが表示される

症状
スクリプトを実行しようとすると以下のようなエラーが表示される:
このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル ... を読み込むことができません。

原因

PowerShell の実行ポリシーが「Restricted(制限)」になっています。

現在の実行ポリシーを確認

PS> Get-ExecutionPolicy

Restricted と表示された場合は変更が必要です。

解決方法:実行ポリシーを変更する

PS> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

「実行ポリシーを変更しますか?」と聞かれたら Y を入力して Enter を押します。

会社 PC では管理者に確認してから実行してください
会社のセキュリティポリシーによって実行ポリシーの変更が制限されている場合があります。 IT 部門に確認してから実行してください。

5. 管理者権限が必要と表示される

症状
コマンド実行時に「管理者権限が必要です」「アクセスが拒否されました」などのエラーが表示される。

解決方法:PowerShell を管理者として実行する

  1. スタートメニューで「PowerShell」を検索
  2. 表示された「Windows PowerShell」を右クリック
  3. 管理者として実行」をクリック
  4. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」をクリック
  5. 管理者権限で開いた PowerShell(タイトルバーに「管理者」と表示)でコマンドを実行
管理者権限の PowerShell の見分け方
タイトルバーに「管理者: Windows PowerShell」と表示されていれば管理者権限で動作しています。
会社 PC でも管理者権限が取れない場合
会社の PC は管理者権限が完全にロックされていることがあります。 その場合は IT 部門に相談し、インストールを依頼してください。 または、会社 PC でインストールできない場合 を参照してください。

6. OneDrive 配下で問題が起きる

症状
作業フォルダを OneDrive と同期されているデスクトップに作成したため、 ファイルのロックや同期の競合が起きる。

原因

Windows の「デスクトップ」フォルダが OneDrive と同期されている場合、 OneDrive がファイルをロックすることがあります。 この状態で CLI ツールがファイルを操作しようとすると競合が起きます。

解決方法:作業フォルダをローカルに移動する

  1. ローカルの作業フォルダを作成する
PS> mkdir C:\Users\$env:USERNAME\gemini-workshop
  1. 作業フォルダに移動する
PS> cd C:\Users\$env:USERNAME\gemini-workshop

これで OneDrive の影響を受けない場所に作業フォルダが作成されます。

OneDrive かどうかを確認する方法

PS> pwd

パスに OneDrive が含まれている場合(例: C:\Users\名前\OneDrive\Desktop)は OneDrive 配下にいます。上記の手順でローカルに移動してください。

7. ブラウザ認証後の戻り方がわからない

症状
Google 認証をブラウザで完了したが、PowerShell に戻り方がわからない。

解決方法

方法 ①:Alt+Tab でアプリを切り替える

  1. Alt + Tab を押す
  2. アプリ一覧が表示されるので、Tab キーを押し続けて PowerShell を選択
  3. Alt キーを離す

方法 ②:タスクバーから PowerShell をクリック

  1. 画面下のタスクバーを見る
  2. PowerShell のアイコンをクリック
認証後に PowerShell で何も起きない場合
ブラウザで認証が完了すると、PowerShell が自動的に次のステップに進むことがあります。 PowerShell に戻ったら、Enter キーを押して反応を確認してください。

8. 文字化けする

症状
PowerShell で日本語が正しく表示されず、文字化けしている。 例:「縺薙s縺ォ縺。縺ッ」のような表示になる。

原因

PowerShell の文字コードが UTF-8 ではなく Shift-JIS などになっています。

解決方法:文字コードを UTF-8 に変更する

PS> chcp 65001

65001 は UTF-8 のコードページ番号です。 実行後、文字化けが解消されるか確認してください。

永続的に設定したい場合

PowerShell のプロファイルに設定を追加することで、毎回自動的に UTF-8 になります。

PS> Add-Content $PROFILE "`n[Console]::OutputEncoding = [Text.Encoding]::UTF8"

この設定は次回 PowerShell を起動したときから有効になります。

9. 会社 PC でインストールができない

症状
会社のパソコンでは管理者権限がなく、Node.js や Gemini CLI のインストールができない。

まず確認すること

  1. IT 部門に問い合わせる
    Node.js のインストールを依頼することができます。 「業務で生成 AI ツールを利用するために Node.js のインストールが必要です」と説明してください。
  2. インストール不要の代替ツールを確認する
    Gemini の Web 版(https://gemini.google.com)はブラウザだけで使えます。 CLI の全機能は使えませんが、基本的な AI 活用は可能です。
  3. ポータブル版 Node.js を検討する
    管理者権限なしでも使える「ポータブル版」の Node.js があります。 ただし、会社のセキュリティポリシーで許可されているか確認が必要です。
個人所有の PC を使う選択肢
会社の PC でインストールが難しい場合は、個人の PC(ノートパソコンなど)で セットアップを行い、講座に参加することも選択肢の一つです。 その場合は Mac セットアップガイドまたは Windows セットアップガイドを参照してください。
セキュリティポリシーを無視しないこと
会社のセキュリティルールを回避してのインストールは行わないでください。 必ず承認を得てから作業を進めてください。

トラブルシューティングガイド

講座全体で使える総合トラブル対処

ℹ️ このガイドの使い方

問題のカテゴリをご確認いただき、該当する項目を探してください。解決しない場合は講師またはサポートスタッフにご連絡ください。エラー画面のスクリーンショットがあると問題解決が早まります。

1. ターミナル / PowerShell 関連

開き方がわからない

問題
ターミナル(Mac)またはPowerShell(Windows)の起動方法がわからない

Macの場合 - ターミナルの起動方法

方法1 Spotlight検索を使う(最も簡単)
キーボードで Command(⌘)+ Space を同時に押すと検索バーが開きます。「ターミナル」と入力してEnterキーを押してください。
方法2 Finderから開く
Finderを開き、「アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル」の順にダブルクリックしてください。

Windowsの場合 - PowerShellの起動方法

方法1 スタートメニューから検索(最も簡単)
画面左下のWindowsロゴをクリックし、「PowerShell」と入力して検索します。「Windows PowerShell」または「PowerShell 5」を選んで開いてください。
方法2 ショートカットキーを使う
Windows + R を押し、「powershell」と入力してEnterキーを押してください。
方法3 管理者として実行する場合
スタートメニューで「PowerShell」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択してください。Node.jsのインストール時に必要になる場合があります。

カレントフォルダ(現在の場所)がわからない

問題
ターミナル/PowerShellで「今どのフォルダにいるか」がわからない
解決 以下のコマンドを入力してEnterキーを押すと、現在の場所(フォルダパス)が表示されます。
Mac(ターミナル)
Windows(PowerShell)
pwd /Users/username/Desktop ← 現在の場所が表示されます ls gemini-practice Documents Downloads ← フォルダ内のファイル一覧

別のフォルダへ移動するには cd フォルダ名 を使います。

cd Desktop cd gemini-practice cd .. ← 1つ上のフォルダへ戻る
pwd Path ---- C:\Users\username\Desktop ← 現在の場所が表示されます dir Directory: C:\Users\username\Desktop gemini-practice Documents ← フォルダ内のファイル一覧

別のフォルダへ移動するには cd フォルダ名 を使います。

cd Desktop cd gemini-practice cd .. ← 1つ上のフォルダへ戻る

コマンドの入力場所がわからない

問題
どこにコマンドを入力すればよいか、カーソルがどこにあるかわからない
解説 ターミナルやPowerShellを開くと、次のようなプロンプト(入力待ちの記号)が表示されています。プロンプトの右側にカーソルが点滅しているところが入力場所です。
# Macのターミナルの例 username@MacBook ~ % ← ここにカーソルが点滅している # PowerShellの例 PS C:\Users\username> ← ここにカーソルが点滅している
ℹ️ ポイント
コマンドを入力した後、必ず Enter キーを押して実行してください。コピーペーストはできますが、貼り付け後もEnterが必要です。

2. インストール関連

Node.js がインストールされていない

問題
node --version を実行したら「command not found」や「コマンドが見つかりません」と表示された
解決 Node.jsの公式サイトからダウンロードしてインストールします。
Mac
Windows

方法1: 公式サイトからインストール

  1. nodejs.org/ja にアクセスします
  2. 「LTS版(推奨)」のボタンをクリックしてダウンロードします
  3. ダウンロードされた .pkg ファイルを開き、インストーラーの指示に従います
  4. インストール後、ターミナルを再起動してから node --version を実行して確認します

方法2: Homebrewを使う(エンジニア向け)

brew install node
  1. nodejs.org/ja にアクセスします
  2. 「LTS版(推奨)」のボタンをクリックしてダウンロードします
  3. ダウンロードされた .msi ファイルを開き、インストーラーの指示に従います
  4. インストール後、PowerShellを 新しく開き直して から node --version を実行して確認します
注意
既に開いていたPowerShellでは認識されません。必ずPowerShellを閉じて開き直してください。

npm が動かない / 見つからない

問題
npm --version でエラーが出る、または「npm が見つかりません」と表示される
解決 npm は Node.js に同梱されています。Node.js を正しくインストールし直すことで解決する場合がほとんどです。
# まず node のインストール状態を確認します node --version command not found ← Node.js自体が入っていない場合 # Node.jsが入っているのにnpmが動かない場合 npm --version npm: command not found # 対処: Node.jsを公式サイトから再インストールしてください
ℹ️ PATHの問題の可能性
インストールは成功しているのに command not found と出る場合、環境変数(PATH)の問題の可能性があります。ターミナルを閉じて開き直すか、PCを再起動してみてください。

gemini コマンドが認識されない

問題
npm install -g @google/gemini-cli を実行したのに gemini コマンドが使えない
確認1 ターミナル/PowerShellを閉じて開き直してから、再度 gemini --version を試してください。
確認2 以下のコマンドでインストールされているか確認します。
npm list -g @google/gemini-cli /usr/local/lib └── @google/gemini-cli@x.x.x ← 表示されればインストール済み
確認3 インストール済みなのに使えない場合は、PATHの設定が必要な場合があります。以下を試してください。
Mac
Windows
# npmのグローバルインストール先を確認 npm root -g /usr/local/lib/node_modules ← この場所を確認 # パスを通す(zshの場合) echo 'export PATH="$(npm bin -g):$PATH"' >> ~/.zshrc source ~/.zshrc
# npmのグローバルインストール先を確認 npm root -g C:\Users\username\AppData\Roaming\npm\node_modules # このパスを環境変数のPATHに追加する必要があります # 設定 → システム → 詳細設定 → 環境変数 → PATH に追加
最終手段 上記で解決しない場合は、Gemini CLI を再インストールします。
npm uninstall -g @google/gemini-cli npm install -g @google/gemini-cli gemini --version

3. ログイン関連

ログイン画面がブラウザで開かない

問題
gemini を実行してもブラウザが開かない、またはエラーが表示される
確認1 デフォルトブラウザが設定されているか確認します。ChromeまたはEdgeをデフォルトブラウザに設定してください。
確認2 ターミナルにURLが表示されている場合は、そのURLをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けてください。
# gemini 実行時にURLが表示される場合 gemini Please open this URL to authenticate: https://accounts.google.com/... ← このURLをコピーしてブラウザに貼り付ける
確認3 セキュリティソフトや会社のファイアウォールがブラウザの起動をブロックしている可能性があります。IT部門に確認してください。

ブラウザで認証した後にCLIへ戻れない

問題
ブラウザでGoogleアカウントにログインしたのに、ターミナルが反応しない
手順 ブラウザで「認証が完了しました」「Authentication successful」などと表示されたら、ブラウザを閉じてターミナルに戻ってください。ターミナルが自動的に続きに進むはずです。
ℹ️ 待機中の表示について
ブラウザで認証中、ターミナルは「Waiting for authentication...」などと表示されて止まっています。これは正常な状態です。ブラウザで認証が完了すると、自動的に次に進みます。
それでも進まない場合 Ctrl + C でキャンセルし、再度 gemini を実行してみてください。

権限確認メッセージが表示される

問題
ブラウザで「このアプリにアクセスを許可しますか?」などの確認メッセージが表示される
解決 これは正常な動作です。Gemini CLI が Google アカウントへのアクセス許可を求めています。「許可」「Allow」「はい」などのボタンをクリックしてください。
ℹ️ 安全性について
この許可は Gemini CLI の公式ツールによるものです。許可する内容は「Geminiサービスへのアクセス」のみです。会社アカウントを使用する場合は、IT部門のポリシーに従ってください。

4. ファイル生成関連

Officeファイル(xlsx, docx, pptx)が開けない

問題
生成されたExcel・Word・PowerPointファイルが開けない / Microsoft Officeがインストールされていない
代替手段1 LibreOffice(無料)を使う
libreoffice.org から無料でダウンロード・インストールできます。Excel・Word・PowerPointと互換性があります。
代替手段2 Googleドライブにアップロードして開く
drive.google.com にアクセスし、生成したファイルをドラッグ&ドロップでアップロードすれば、Google スプレッドシート・ドキュメント・スライドとして開けます。
代替手段3 Microsoft 365 Online(無料版)を使う
office.com でMicrosoftアカウントにサインインすれば、ブラウザ上でOfficeファイルを開いて編集できます。

PDF出力先がわからない

問題
PDFが生成されたはずなのに、どこに保存されたかわからない
解決 特に指定しない限り、コマンドを実行したフォルダ(カレントディレクトリ)に保存されます。以下のコマンドでフォルダ内のファイルを確認してください。
Mac
Windows
# 現在のフォルダのPDFファイルを一覧表示 ls *.pdf output.pdf report.pdf ← 生成されたPDFファイル # Finderで現在のフォルダを開く open .
# 現在のフォルダのPDFファイルを一覧表示 dir *.pdf output.pdf report.pdf ← 生成されたPDFファイル # エクスプローラーで現在のフォルダを開く explorer .

QRコードの保存先がわからない

問題
QRコードが生成されたはずだが、画像ファイルが見つからない
解決 PDFと同様に、実行したフォルダに保存されています。ls(Mac)または dir(Windows)で確認し、画像ファイル(.png, .jpg)を探してください。
# PNG画像ファイルを確認(Mac) ls *.png qrcode.png ← QRコードの画像ファイル

生成されたファイルの文字が文字化けする

問題
生成されたファイルを開くと、日本語が文字化けして読めない
確認1 ファイルの文字コードを UTF-8 に指定して保存することで解決する場合があります。
確認2 Windowsのメモ帳で開く場合は、「ファイル → 名前を付けて保存」から「文字コード: UTF-8」を選択して保存し直してください。
確認3 ExcelでCSVを開く場合は、直接ダブルクリックではなく「データ → テキストまたはCSVから」からインポートし、文字コードに「65001: Unicode (UTF-8)」を選択してください。

5. Python / ライブラリ関連

Python がインストールされていない

問題
python --version または python3 --version でエラーになる
解決 python.org/downloads から最新版(Python 3.11以上推奨)をダウンロードしてインストールします。
Mac
Windows
# インストール後の確認 python3 --version Python 3.11.x ← バージョンが表示されればOK # Homebrewを使う場合 brew install python3

重要: インストール時に「Add Python to PATH」にチェックを入れてください

# インストール後の確認(PowerShell) python --version Python 3.11.x ← バージョンが表示されればOK
注意
Windowsでは python コマンドで起動します(python3 ではない場合があります)。

pip でライブラリのインストールが失敗する

問題
pip install pandas openpyxl などのコマンドでエラーが出る
確認1 pip自体が最新版かどうか確認・更新します。
pip install --upgrade pip
確認2 Macの場合、pip3 を使う必要がある場合があります。
pip3 install pandas openpyxl matplotlib qrcode reportlab python-docx python-pptx
確認3 会社PCでプロキシの設定が必要な場合があります。IT部門に確認し、プロキシの設定を教えてもらってください。
確認4 権限エラーが出る場合は --user オプションを追加します。
pip install --user pandas openpyxl

6. セキュリティ関連

会社PCでインストールが制限されている

問題
ソフトウェアのインストール時に「管理者権限が必要です」「組織のポリシーにより制限されています」と表示される
対処1 情報システム部門(IT部門)に連絡する
「Gemini CLI を使った業務効率化研修のため、Node.js と Python のインストール許可が必要です」と伝えてください。
対処2 個人PCで参加する
会社PCへのインストールが難しい場合は、個人のPCで参加することを検討してください。演習データはすべてサンプルデータのため、個人PCでも安全に実施できます。
ℹ️ 事前確認のお願い
当日に「インストールできない」と気づいてしまうと、対応に時間がかかります。受講申込後すぐにIT部門へ確認することをお勧めします。

Windowsで「スクリプトの実行が無効」エラーが出る

問題
PowerShellで npm や gemini コマンドを実行したとき、「このシステムではスクリプトの実行が無効になっています」と表示される
確認 これはPowerShellのセキュリティ設定(実行ポリシー)の問題です。以下の手順で設定を変更できます。
解決 PowerShellを管理者として実行し、以下のコマンドを入力してください。
# 現在の実行ポリシーを確認 Get-ExecutionPolicy Restricted ← この場合は変更が必要 # 実行ポリシーを変更(管理者権限が必要) Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser 実行ポリシーを変更しますか? Y ← Y を入力してEnterキーを押す # 変更を確認 Get-ExecutionPolicy RemoteSigned ← これで完了
ℹ️ RemoteSigned について
RemoteSigned は「インターネットからダウンロードしたスクリプトには署名が必要だが、ローカルで作成したスクリプトは実行可能」という設定です。Node.jsの実行に必要な最低限の変更です。

AIに任せすぎることへの不安

問題
AIが生成したコードやファイルをそのまま使っていいか不安。ミスが起きた場合の責任が心配。
考え方 AIが生成した内容は、必ず人間が確認してから使用することが重要です。以下の点を心がけてください。
  • 実行前に内容を確認する: AIが生成したコマンドやコードは、実行前に何をするか確認してください
  • バックアップを取る: 重要なファイルを操作する前に必ずバックアップを作成してください
  • 確認プロンプトを使う: Gemini CLIに「何をするか教えてから実行して」「ステップごとに確認しながら進めて」と指示すると安全です
  • 演習フォルダのみで作業する: 本講座では専用の練習フォルダ内でのみ操作します
  • 不安な操作は実行しない: わからないことは必ず講師に確認してから進めてください
安心してください
本講座の演習はすべてサンプルデータで行います。実際の業務データや重要なファイルには一切触りません。

第1部:Gemini CLI の起動と基本操作

AIエージェントを呼び出して日本語で指示を出す

第1部:Gemini CLI の起動と基本操作

AIエージェントを呼び出して、日本語で指示を出す基本をマスターしよう

所要時間:約30分 | 難易度:入門

1. Gemini CLI とは何か

Gemini CLI(ジェミナイ・シーエルアイ)は、Google が提供する AI アシスタント「Gemini」を、あなたの PC 上のターミナル(黒い画面)や PowerShell から直接呼び出せるツールです。

ブラウザを開かなくても、画面の前に AI が常駐してくれているイメージで使います。日本語で「このフォルダを整理して」「Excel ファイルを作って」と指示するだけで、AI が実際に作業を進めてくれます。

Gemini CLI でできること

  • ファイル・フォルダの整理:散らかったファイルを分類・リネーム・移動
  • 資料の作成:Excel・Word・PowerPoint ファイルを自動生成
  • データの分析・集計:CSV や Excel のデータを読み込んで分析
  • PDF や QR コードの出力:作った資料を実務で使える形に変換
  • テキスト作成・要約:報告書や議事録の草稿を作成
GitHub は不要・開発者でなくても使えます

Gemini CLI は「エンジニア向けのツール」と思われがちですが、普段 PC を使っている方であれば誰でも使えます。コードを書く必要はありません。日本語で話しかけるだけです。

2. 起動方法(セットアップ済みの前提)

Node.js と Gemini CLI のインストールはすでに完了しているものとして進めます。まだの方は「OS 別セットアップ」を先にご覧ください。

ターミナル(Mac)または PowerShell(Windows)を開く

  1. Command (⌘) + Space を押して Spotlight 検索を開く
  2. 「ターミナル」と入力して Enter を押す
  3. 黒い画面が開いたら準備完了
gemini

上記のコマンドを入力して Enter を押してください。

  1. スタートボタンを右クリック →「Windows PowerShell」または「ターミナル」を選ぶ
  2. 青い画面または黒い画面が開いたら準備完了
gemini

上記のコマンドを入力して Enter を押してください。

起動後の画面の見方

╔═══════════════════════════════════════════╗ ║ Gemini CLI v1.x.x ║ ╚═══════════════════════════════════════════╝ ✓ Logged in as: yourname@gmail.com ✓ Model: gemini-2.5-pro > (ここに入力します)
  • 「Logged in as」の後に自分のメールアドレスが表示されていれば、ログイン成功です
  • 「>」(プロンプト)の後が入力欄です。ここに日本語で指示を入力します
  • バージョン番号は環境によって異なります

3. 基本的な使い方

Gemini CLI は、普通の日本語でそのまま指示を出せます。難しいコマンドを覚える必要はありません。

まず挨拶してみよう

最初に、Gemini が正常に動作しているか確認してみましょう。

入力するプロンプト

こんにちは、今日は何を手伝ってくれますか?

Gemini はこんな返答をしてくれます:

こんにちは!私は Gemini CLI です。本日はどのようなことでお手伝いできますか? 主にできることは以下の通りです: ・ファイルやフォルダの整理・作成・移動 ・Excel、Word、PowerPoint ファイルの生成 ・データの分析・集計・グラフ作成 ・PDF の作成、QR コードの生成 ・テキストの作成・要約・翻訳 お気軽にご指示ください!

応答の見方

  • Gemini からの返答は「>」の後に表示されます
  • ファイル操作を伴う指示では、実行前に確認画面が出ます(後述)
  • 長い返答はスクロールして読めます

Gemini CLI の終了方法

/quit

または /exit と入力するか、Ctrl + C を押しても終了できます。

4. AI エージェントとしての指示の出し方

Gemini CLI はただ質問に答えるだけでなく、実際にファイルを作ったり、フォルダを整理したりすることができます。このような「手を動かして作業してくれる AI」を「AI エージェント」と呼びます。

指示のポイント:「具体的に」伝える

曖昧な指示よりも、具体的な指示を出した方が Gemini は的確に動いてくれます。

指示の種類 例文 問題点
曖昧な指示 「ファイルを整理して」 どのフォルダか、どんな基準で整理するかが不明
明確な指示 「デスクトップの gemini-workshop フォルダ内のファイルを用途別に整理して」 問題なし。対象と方法が明確
曖昧な指示 「レポートを作って」 何のレポートか、形式は何か、内容は何かが不明
明確な指示 「5年間のセミナー参加者データをもとに、Word 形式で実績報告書を作って」 問題なし。内容・形式が明確

実際にフォルダの中身を確認してみよう

入力するプロンプト

デスクトップにある gemini-workshop フォルダの中身を確認してください

Gemini はフォルダの中身を一覧表示してくれます。この操作ではファイルを変更しないので、安心して試せます。

5. 権限確認の仕組み

Gemini CLI がファイルの作成・移動・削除などを行おうとするとき、必ず実行前に確認画面が表示されます。これは「本当にやっていいですか?」と聞いてくれる安全装置です。

📁 以下の操作を実行します: フォルダを作成: /Users/yourname/Desktop/gemini-workshop/整理済み/ 実行してよいですか? [y/n]:
  • y(または yes)を入力して Enter:操作を許可して実行
  • n(または no)を入力して Enter:操作を中止
  • 内容をよく読んでから判断してください
注意:むやみに全部「y」にしない

確認画面が出るたびに内容を確認せず「y」を押し続けると、意図しないファイルの削除や上書きが起きる可能性があります。必ず内容を読んでから判断してください。特に「削除」「上書き」の操作は慎重に。

6. よく使う操作パターン

以下は Gemini CLI でよく使う操作の例です。コピーして使ってみてください。

フォルダの中身を確認する

プロンプト例

このフォルダの中にあるファイルを一覧で教えてください

プロンプト例

デスクトップの gemini-workshop フォルダの構成をツリー形式で表示してください

新しいフォルダを作成する

プロンプト例

gemini-workshop フォルダの中に「成果物」という名前のフォルダを作ってください

簡単なテキストファイルを作成する

プロンプト例

「本日の研修メモ」というタイトルで、今日の日付と受講内容を箇条書きにしたテキストファイルを作ってください。ファイル名は memo.txt にしてください

7. 注意点

1 全自動ではありません:確認しながら進める

Gemini CLI は何でも自動でやってくれるわけではありません。ファイル操作の前には必ず確認が入ります。また、指示が曖昧な場合は「どういう意味ですか?」と聞き返してくることもあります。

2 実務データは使わない(この講座では)

今日の演習では、あらかじめ用意したサンプルデータのみを使います。顧客情報・社内機密・個人情報などの実務データは入力しないでください。

3 大事なファイルは先にバックアップ

実務でも使う際は、Gemini CLI で操作する前に必ずファイルのバックアップを取ってください。「整理してください」と指示すると、実際にファイルが移動・変更されます。

AI の回答を鵜呑みにしない

Gemini CLI の回答は参考情報です。特にデータ分析結果や予測数値は、必ず自分で内容を確認してから使用してください。誤った情報が含まれる場合もあります。

8. 練習課題:自己紹介テキストを作らせてみよう

Gemini CLI に実際に指示を出してみましょう。以下のプロンプトをコピーして貼り付けてみてください。

1 Gemini CLI を起動する

ターミナル(Mac)または PowerShell(Windows)を開いて gemini と入力します。

2 以下のプロンプトを入力する
練習プロンプト

自己紹介文を書いて intro.txt として保存してください。内容は以下の通りです:名前は「研修参加者」、所属部署は「営業部」、得意なこと「資料作成・データ整理」、Gemini CLI に期待すること「日常業務の効率化」

3 確認画面が出たら内容を読んでから「y」を入力する

Gemini が「intro.txt を作成してよいですか?」と聞いてきます。内容を確認してから許可しましょう。

4 作成されたファイルを確認する
確認プロンプト

作成した intro.txt の内容を表示してください

ここまでできたら第1部は完了です!

Gemini CLI の起動・基本操作・ファイル作成の流れを体験できました。次の第2部では、フォルダ整理のハンズオンに入ります。

第2部:フォルダ整理ハンズオン

散らかったフォルダをAIに整理させる実践演習

第2部:フォルダ整理ハンズオン

散らかったサンプルフォルダを AI に整理させる実践演習

所要時間:約40分 | 難易度:入門〜初級
プロジェクト管理マップ:散らかった生データから整理・分析・Office資料・PDF/QR配布までのデータフローと整理の4原則
🗂️ プロジェクト管理マップ:これから体験するデータフローの全体像と整理の4原則クリックで拡大

1. この演習でやること

この演習では、あらかじめ用意した sample_data_messy フォルダを使います。このフォルダには、わざとバラバラなファイル名にしたサンプルファイルが入っています。

sample_data_messy フォルダについて

研修用に準備したサンプルデータです。実際の業務データは使いません。ファイル名がバラバラで、日付の書き方・用途・拡張子がルールなく混在しています。これを Gemini CLI に整理させましょう。

演習の流れ

ステップ 内容 目的
1. 現状把握 どんなファイルがあるかを確認する 問題を整理する
2. 整理方針の提案 AI にフォルダ構成と命名ルールを考えさせる 計画を立てる
3. 安全な実行 変更予定を確認してから実行 事故を防ぐ
4. 整理の実行 提案どおりに整理を実行 実際に作業
5. レビュー 整理結果を確認・改善点を聞く 品質を高める

2. 現状把握:何がどこにあるか確認する

整理を始める前に、まず AI に「今何があるか」を確認させます。これが実務でも一番大切な最初のステップです。

1 ファイル一覧を出してもらう
入力するプロンプト

sample_data_messy フォルダの中身を確認して、どんなファイルがあるか一覧にしてください

Gemini はこんな回答をしてくれます:

sample_data_messy フォルダの中身(全34ファイル): 01_seminar_report_2020.xlsx 2021_seminar.xlsx セミナー報告書_2022.xlsx report2023.xlsx seminar_2024_final_v2.xlsx 集客データ_2020.csv 2021集客.csv seminar_data_2022.csv ...(以下省略)
2 問題点を分析させる
入力するプロンプト

ファイル名のばらつきを分析して、問題点を指摘してください

AI は以下のような問題点を指摘してくれます:

ファイル名の問題点を分析しました: 【問題1】日付の書き方がバラバラ - 「2020」「2021_」「_2022」「2024」など、位置と区切り記号が不統一 【問題2】言語が混在している - 日本語:「セミナー報告書_2022.xlsx」 - 英語:「seminar_data_2022.csv」 - 混在:「report2023.xlsx」 【問題3】バージョン管理が不明確 - 「final」「v2」「最終版」など表記が統一されていない 【問題4】用途がファイル名からわからないものがある - 「data_03.csv」「temp.xlsx」など内容不明のファイルが6件あります 改善策を提案しましょうか?

3. 整理方針の提案:AI に考えさせる

問題点が把握できたら、次は AI に整理方針を考えてもらいます。フォルダ構成と命名ルールの両方を提案させましょう。

入力するプロンプト

これらのファイルを用途別に整理する方針を提案してください。フォルダ構成と命名ルールも考えてください

AI からの提案例:

整理方針を提案します。 【フォルダ構成案】 sample_data_clean/ ├── 01_集客データ/ ← CSVデータファイル ├── 02_報告書/ ← Excel・Word の報告書 ├── 03_提案資料/ ← PowerPoint スライド ├── 04_画像/ ← 写真・グラフ画像 └── 99_未分類/ ← 判断できないファイル 【命名ルール案】 形式:YYYY-MM_用途_内容.拡張子 例: 2024-03_集客データ_セミナー参加者.csv 2023-06_報告書_上半期実績.xlsx 2024-01_提案資料_来期戦略.pptx この方針でよろしいでしょうか?
さらに詳しく確認したい場合のプロンプト

年月・用途・版数を含む命名ルールを提案してください。バージョン管理も含めてください

提案を見直したいとき

AI の提案が自分のイメージと違う場合は、「フォルダ名を日本語にしてください」「もっとシンプルにしてください」など、追加指示を出せばすぐに修正してくれます。

4. 安全な実行:必ず「変更予定の確認」をしてから

整理を実行する前に、必ず「どのファイルをどこに移動するか」を一覧で表示させてください。これを確認してから実行するのがプロのやり方です。

重要:実行前に変更予定を必ず確認する

「整理して」とだけ指示すると、AI がいきなりファイルを移動し始める場合があります。意図しない場所にファイルが移ってしまうリスクがあるため、必ず事前に変更内容の一覧を表示させてから実行してください。

1 変更予定の一覧を先に見せてもらう
入力するプロンプト

実行前に、どのファイルをどこに移動するか一覧で見せてください。実行はまだしないでください

移動予定の一覧(実行前確認): 移動元 → 移動先 01_seminar_report_2020.xlsx → 02_報告書/2020-01_報告書_セミナー実績.xlsx 2021_seminar.xlsx → 02_報告書/2021-01_報告書_セミナー実績.xlsx セミナー報告書_2022.xlsx → 02_報告書/2022-01_報告書_セミナー実績.xlsx 集客データ_2020.csv → 01_集客データ/2020-01_集客データ_参加者.csv ...(全34件) これでよろしいですか?「実行してください」と言えば進めます。
2 元データを残したままコピー側で整理する
入力するプロンプト

元データは残して、コピー側で整理してください。sample_data_messy フォルダはそのままにして、sample_data_clean フォルダを新しく作り、そちらに整理してください

元データを残すのがベストプラクティス

「移動」ではなく「コピーして整理」することで、万が一整理方法が間違っていても元のファイルが残ります。整理後に元フォルダが不要になったら、その時点で削除すれば安心です。

5. 整理の実行

変更予定を確認し、問題がなければ実行を指示します。

1 フォルダを作成してファイルを整理する
入力するプロンプト

提案した構成でフォルダを作成し、ファイルをコピーして整理してください

Gemini が確認を求めてきます:

以下の操作を実行します: 1. sample_data_clean/ フォルダを作成 2. 01_集客データ/ フォルダを作成 3. 02_報告書/ フォルダを作成 4. 03_提案資料/ フォルダを作成 5. 04_画像/ フォルダを作成 6. 99_未分類/ フォルダを作成 7. ファイルをコピーして整理(全34件) 実行してよいですか? [y/n]:

内容を確認して y を入力します。

2 整理結果を確認する
入力するプロンプト

整理結果をツリー形式で表示してください

sample_data_clean/ ├── 01_集客データ/ │ ├── 2020-01_集客データ_参加者.csv │ ├── 2021-01_集客データ_参加者.csv │ ├── 2022-01_集客データ_参加者.csv │ ├── 2023-01_集客データ_参加者.csv │ └── 2024-01_集客データ_参加者.csv ├── 02_報告書/ │ ├── 2020-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ ├── 2021-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ ├── 2022-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ ├── 2023-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ └── 2024-01_報告書_セミナー実績.xlsx ├── 03_提案資料/ │ └── 2024-01_提案資料_来期戦略.pptx ├── 04_画像/ │ └── seminar_photo_2024.jpg └── 99_未分類/ └── data_03.csv 整理完了:34ファイル中33件を分類。1件は内容不明のため99_未分類に格納しました。

6. レビュー:理由を聞いて理解を深める

整理が完了したら、AI に「なぜそう分類したか」を説明してもらいましょう。理由を知ることで、次回以降自分でルールを作るときの参考になります。

入力するプロンプト

なぜこの分類にしたか説明してください。特に「99_未分類」にしたファイルについて教えてください

入力するプロンプト

この整理方法の改善点はありますか?もっとよくする方法があれば提案してください

AI からの改善提案例:

改善点の提案: 1. 年度別サブフォルダの追加 現在は01_集客データ/の直下にすべての年のファイルがあります。 ファイル数が増えてきたら年度別に分けることをお勧めします。 例:01_集客データ/2024/ 2. README.txt の設置 各フォルダに「このフォルダには何が入っているか」を書いた README.txt を置くと、他の人が見たときにわかりやすくなります。 3. 定期メンテのスケジュール設定 毎月1回など、このフォルダを見直す日程を決めておくと 散らかり防止になります。 実施しましょうか?

7. 参考:理想的な整理後フォルダ構成

講座で用意している sample_data_clean フォルダが、整理後の完成形の参考例です。以下の構成になっています。

sample_data_clean/ ├── 00_README.txt ← フォルダ全体の説明 ├── 01_集客データ/ │ ├── 2020-01_集客データ_セミナー参加者.csv │ ├── 2021-01_集客データ_セミナー参加者.csv │ ├── 2022-01_集客データ_セミナー参加者.csv │ ├── 2023-01_集客データ_セミナー参加者.csv │ └── 2024-01_集客データ_セミナー参加者.csv ├── 02_報告書/ │ ├── 2020-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ ├── 2021-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ ├── 2022-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ ├── 2023-01_報告書_セミナー実績.xlsx │ └── 2024-01_報告書_セミナー実績.xlsx ├── 03_提案資料/ │ └── 2024-01_提案資料_来期セミナー戦略.pptx ├── 04_画像/ │ ├── seminar_photo_2023.jpg │ └── seminar_photo_2024.jpg └── 99_未分類/ └── 分類できなかったファイルをここに格納

命名ルールのポイント

要素 ルール
日付 YYYY-MM(年と月のみ。日は省略可) 2024-03
用途 日本語で簡潔に(2〜4文字) 報告書・集客データ・提案資料
内容 中身がわかるキーワード セミナー参加者・上半期実績
バージョン 修正がある場合は末尾に _v2・_v3 2024-03_報告書_実績_v2.xlsx
区切り文字 アンダースコア(_)に統一 スペース・ハイフンは使わない
第2部の演習が完了したら

フォルダ整理のコツをつかめましたか?次の第3部では、Excel・Word・PowerPoint ファイルをゼロから作成します。演習で使うデータも自分で AI に作ってもらいます。

第3部:Excel・Word・PowerPoint の作成

セミナー集客データをもとにOfficeファイルを作成

第3部:Excel・Word・PowerPoint の作成

5年間のセミナー集客データを AI に作らせ、分析・提案資料の土台を作ろう

所要時間:約50分 | 難易度:初級

1. この部でやること

Gemini CLI から Python スクリプトを経由して、Excel・Word・PowerPoint の 3 種類のファイルを自動生成します。受講者はプロンプトを入力するだけで、裏側では Python が自動でファイルを作ってくれます。

裏側の仕組み(知っておくと安心)

Gemini CLI は Python の以下のライブラリを使ってファイルを生成します。ご自身でコードを書く必要はありません。Gemini が自動でコードを書いて実行してくれます。

  • openpyxl:Excel ファイル(.xlsx)の作成
  • python-docx:Word ファイル(.docx)の作成
  • python-pptx:PowerPoint ファイル(.pptx)の作成
初回:ライブラリのインストールが必要な場合あり

上記ライブラリがまだインストールされていない場合、Gemini CLI がインストールを提案してくれます。提案が出たら「y」で許可してください。インストールは1回だけ行えば、次回以降は不要です。

pip3 install openpyxl python-docx python-pptx
pip install openpyxl python-docx python-pptx

Gemini CLI が自動でインストールを実行してくれる場合は、手動でのコマンド入力は不要です。

今回作るファイルの全体像

ファイル 内容 用途
セミナー集客データ_2020-2024.xlsx 5年間の実績データ+グラフ データ分析の素材(第4部で使用)
2020-2024年度セミナー実績報告書.docx 実績報告書(文書形式) 役員・上長への報告資料
来年度戦略提案スライド.pptx 戦略提案スライド(6枚) 会議・プレゼン用資料

2. Excel ファイルの作成

まずは5年間のセミナー集客データを Excel に入力します。実際の業務でも使えるようなデータ形式で作ります。

データの内容(今回入力するもの)

年度 開催回数 参加者数 成約数 成約率 売上(万円) 広告費(万円)
2020 12回 360名 36名 10.0% 1,800万 240万
2021 10回 280名 25名 8.9% 1,250万 200万
2022 14回 420名 46名 11.0% 2,300万 300万
2023 16回 520名 57名 11.0% 2,850万 350万
2024 18回 610名 67名 11.0% 3,350万 400万

Excel 作成のプロンプト

1 データ入力と基本的な書式設定を指示する
入力するプロンプト

以下の内容で Excel ファイルを作成してください。ファイル名:セミナー集客データ_2020-2024.xlsx

シート名「実績データ」に以下のデータを入力してください:
ヘッダー行:年度、開催回数、参加者数(名)、成約数(名)、成約率(%)、売上(万円)、広告費(万円)
2020年:12、360、36、10.0、1800、240
2021年:10、280、25、8.9、1250、200
2022年:14、420、46、11.0、2300、300
2023年:16、520、57、11.0、2850、350
2024年:18、610、67、11.0、3350、400

ヘッダー行は青背景・白文字で目立たせ、列幅も自動調整してください

2 グラフを追加する
入力するプロンプト

グラフも追加してください。2枚お願いします:
1枚目:参加者数の推移(年度別棒グラフ)、タイトル「参加者数の推移 2020-2024年」
2枚目:成約率の推移(折れ線グラフ)、タイトル「成約率の推移 2020-2024年」
グラフは「実績データ」シートに追加してください

ヒント:Gemini がコードを書いて実行します

Gemini CLI は Python スクリプトを自動で作成して実行します。「スクリプトを実行してよいですか?」という確認が出たら「y」で許可してください。処理には数秒〜30秒程度かかります。

3. Word 報告書の作成

次に、Excel のデータをもとにした実績報告書を Word で作成します。ヘッダー・見出し・表・箇条書きを使った、実務で使えるクオリティの文書を目指します。

報告書の構成

  • 表紙:タイトル、作成日、作成者
  • 1章:概要:報告書の目的と要点
  • 2章:実績データ要約:5年間のハイライト
  • 3章:トレンド分析:増減の傾向と背景
  • 4章:課題と提言:改善提案
1 報告書の基本構成を作る
入力するプロンプト

セミナー実績の報告書を Word で作成してください。
ファイル名:2020-2024年度セミナー実績報告書.docx

構成は以下の通りです:
・表紙:タイトル「2020-2024年度 セミナー集客実績報告書」、作成日 2025年1月、作成者「営業部」
・第1章 概要:本報告書の目的(過去5年の集客実績の分析と来期戦略立案のため)
・第2章 実績データ要約:5年間のデータを表形式でまとめる(参加者数・成約数・売上の推移)
・第3章 トレンド分析:2021年に減少した理由と、2022年以降の回復傾向の分析
・第4章 課題と提言:成約率の安定と、広告費対売上比率の改善について提言を3点

2 見やすさを整える
入力するプロンプト

見出し、表、箇条書きを使って見やすく作ってください。特に以下の点を意識してください:
・各章のタイトルは「見出し1」スタイルで大きく
・第2章のデータは表形式(ヘッダーを青背景)
・第4章の提言は箇条書きで3点
・ページ番号をフッターに入れてください

Word ファイルの確認方法

ファイルが作成されたら、ダブルクリックして Word または Google ドキュメントで開いて確認してください。レイアウトがずれている場合は「○○ページの表の幅を修正してください」のように追加指示を出せます。

4. PowerPoint 提案資料の作成

いよいよプレゼンテーション資料の作成です。セミナー集客データをもとに、来年度の戦略を提案するスライドを作ります。

スライド構成(全6枚)

スライド番号 タイトル 主な内容
スライド1 表紙 資料タイトル・作成部門・日付
スライド2 過去5年の実績 参加者数・成約率・売上の推移表
スライド3 トレンド分析 増加傾向のグラフと主なポイント
スライド4 2025年予測 3シナリオ(楽観・基本・悲観)
スライド5 戦略提案 開催回数・広告費配分・成約率改善
スライド6 まとめ 重要ポイントの整理と次のアクション

デザイン指定

  • メインカラー:#2563eb(青)
  • サブカラー:#059669(緑)
  • アクセント:#f59e0b(オレンジ)
  • 背景:白
  • フォント:日本語は「游ゴシック」または「メイリオ」
1 スライドの作成を依頼する
入力するプロンプト

セミナー集客データをもとに、来年度の戦略提案スライドを作成してください。
ファイル名:来年度戦略提案スライド.pptx

スライド構成:
スライド1(表紙):タイトル「2025年度 セミナー集客戦略提案」、サブタイトル「過去5年の実績データ分析と来年度予測」、営業部
スライド2(過去5年の実績):2020〜2024年の参加者数・成約率・売上を一覧にした表
スライド3(トレンド分析):「参加者数は年平均17%増加」「成約率は2022年以降11%で安定」「広告費ROIが改善傾向」の3ポイントをビジュアルで
スライド4(2025年予測):楽観シナリオ(参加者720名・売上4,000万)・基本シナリオ(690名・3,800万)・悲観シナリオ(640名・3,500万)
スライド5(戦略提案):「開催回数を20回に増加」「デジタル広告費の比率を30%→50%に引上げ」「成約後フォロー体制の強化で成約率12%を目指す」
スライド6(まとめ):重要ポイント3点と、次の1ヶ月でやること(アクションプラン)

2 デザインを指定する
入力するプロンプト

ビジネス研修向けの見やすいデザインで作ってください。以下の配色を使ってください:
・スライドタイトルバー:青(#2563eb)背景・白文字
・強調ポイントの背景:緑(#059669)
・重要数字のハイライト:オレンジ(#f59e0b)
・スライド背景:白
・スライド番号をすべてのページに入れてください

5. ファイルの確認と修正

ファイルが作成されたら、必ず内容を確認してください。AI が作成したファイルには誤字・レイアウトのずれが含まれることがあります。

入力するプロンプト

作成した Excel・Word・PowerPoint ファイルの内容を確認してください。誤字脱字があれば修正してください。また、数値に計算ミスがないかも確認してください

修正指示の出し方

問題が見つかった場合は、以下のように具体的に指示します。

修正指示の例

Word 報告書の第2章にある表で、2021年の成約率が「8.9%」ではなく「89%」になっています。修正してください

修正指示の例

PowerPoint の表紙スライドで、日付が「2024年」になっています。「2025年1月」に直してください

保存先の確認

入力するプロンプト

今作ったファイルはどこに保存されていますか?フルパスを教えてください

第3部のチェックリスト
  • セミナー集客データ_2020-2024.xlsx が作成できた
  • Excel にグラフ(棒グラフ・折れ線グラフ)が追加できた
  • 2020-2024年度セミナー実績報告書.docx が作成できた
  • 来年度戦略提案スライド.pptx が作成できた(全6枚)
  • ファイルの内容確認と修正が完了した

第4部:データ分析と未来予測

5年間のデータから2025年を予測する

第4部:データ分析と未来予測

5年間のセミナーデータから 2025 年の参加者数・成約率・売上を予測する

所要時間:約35分 | 難易度:初級〜中級

1. この部でやること

第3部で作成した Excel ファイル(セミナー集客データ_2020-2024.xlsx)を Gemini CLI に読み込ませ、データ分析と2025年の予測を行います。分析結果は Word 報告書と PowerPoint 提案スライドにも反映させます。

ステップ 内容 成果物
1. データ分析 5年間の実績データの比較・成長率計算・相関分析 分析レポート(テキスト)
2. 来年予測 3シナリオでの予測(楽観・基本・悲観) 予測データ
3. Excel 反映 予測結果を新シートに追加 Excel ファイルの更新
4. 戦略提案 マーケティング的な提案 提案テキスト
5. 資料への反映 Word・PowerPoint を予測データで更新 完成版報告書・スライド
この演習の主題

「5年間のセミナー集客データをもとに来年の参加者数・成約率・売上見込みを予測し、提案資料を作る」——これが今日の研修を通じた一貫したテーマです。この部でその核となる分析を行います。

2. データ分析:現状を数字で把握する

まず Gemini CLI に Excel ファイルを読み込ませ、各種の比較分析をさせます。

1 Excel を読み込んで基本的な比較分析をする
入力するプロンプト

セミナー集客データ_2020-2024.xlsx を読み込んで、各年度の比較分析をしてください。特に参加者数・成約率・売上の変化に注目してください

Gemini からの分析結果例:

【基本比較分析】 ■ 参加者数の推移 2020年:360名 → 2021年:280名(▲22.2%)→ 2022年:420名(+50.0%) → 2023年:520名(+23.8%)→ 2024年:610名(+17.3%) ■ 成約率の推移 2020年:10.0% → 2021年:8.9%(▲1.1pt)→ 2022年:11.0%(+2.1pt) → 2023年:11.0%(横ばい)→ 2024年:11.0%(横ばい) ■ 売上の推移 2020年:1,800万円 → 2021年:1,250万円(▲30.6%)→ 2022年:2,300万円(+84.0%) → 2023年:2,850万円(+23.9%)→ 2024年:3,350万円(+17.5%) 【気づきポイント】 ・2021年は参加者数・成約率・売上がすべて低下(COVID-19 の影響と推測) ・2022年以降は V字回復し、右肩上がりのトレンドが継続 ・成約率は 2022-2024 年の3年間で 11.0% に固定されている
2 成長率を計算する
入力するプロンプト

年ごとの成長率を計算してください。参加者数・売上・広告費のそれぞれについて、前年比と5年間の年平均成長率(CAGR)も出してください

【成長率分析】 ■ 参加者数の成長率 前年比:2021年 ▲22.2% / 2022年 +50.0% / 2023年 +23.8% / 2024年 +17.3% 5年間CAGR(2020→2024):+14.1% /年 ■ 売上の成長率 前年比:2021年 ▲30.6% / 2022年 +84.0% / 2023年 +23.9% / 2024年 +17.5% 5年間CAGR(2020→2024):+16.8% /年 ■ 広告費の成長率 前年比:2021年 ▲16.7% / 2022年 +50.0% / 2023年 +16.7% / 2024年 +14.3% 5年間CAGR(2020→2024):+13.6% /年 【注目点】 ・売上の成長率が参加者数の成長率を上回っている(成約率の安定+単価上昇の可能性) ・広告費は売上ほど増えていない → 広告効率が改善傾向
3 参加者数と成約率の相関を分析する
入力するプロンプト

参加者数と成約率の相関関係を分析してください。参加者数が増えると成約率は上がるのか、下がるのか、関係ないのかを教えてください

4 広告費と売上のROIを計算する
入力するプロンプト

広告費と売上の ROI(Return on Investment:投資対効果)を年ごとに計算してください。「広告費 1 万円あたりの売上」の形で出してください

【広告費 ROI 分析】 年度 広告費 売上 売上/広告費(ROI) 2020 240万 1,800万 7.5倍 2021 200万 1,250万 6.3倍 ← 最低 2022 300万 2,300万 7.7倍 2023 350万 2,850万 8.1倍 2024 400万 3,350万 8.4倍 ← 最高 広告費 1 万円あたりの売上:2020年 7.5万円 → 2024年 8.4万円 ROI は5年間で 12% 改善しています。 広告の効率が年々上がっていることを示しています。

3. 来年予測:2025 年の数字を予測する

分析が完了したら、過去のトレンドをもとに2025年の予測を立てます。1つの予測だけでなく、3つのシナリオで予測するのがポイントです。

1 基本的な予測を依頼する
入力するプロンプト

過去5年のトレンドから、2025年の参加者数・成約率・売上を予測してください。単純な線形回帰とトレンド外挿の両方で予測してください

2 前提条件と限界を明記させる
入力するプロンプト

予測の前提条件と限界も明記してください。どんな条件が変わると予測が外れる可能性があるかも教えてください

【予測の前提条件と限界】 ■ 前提条件 ・2022〜2024年の直近3年間のトレンドが継続すると仮定 ・外部環境(景気・競合・社会情勢)の急変はないと仮定 ・セミナーの開催形式・品質・価格帯は維持されると仮定 ■ 予測が外れる可能性のある要因 ・景気の急激な悪化(参加者の予算削減) ・競合他社の大幅な台頭(市場シェアの喪失) ・開催コストの大幅な増加(会場費・人件費) ・トレンドの成熟(成長鈍化) ・予期しない好材料(メディア露出・著名人の推薦) ■ 信頼区間 ・標本数が5年分(5データ点)と少ないため、予測誤差は ±15〜20% 程度 ・特に5年前のデータ(COVID-19 影響期)は現在の傾向と乖離している可能性あり
3 3シナリオで予測を出す
入力するプロンプト

楽観シナリオ・基本シナリオ・悲観シナリオの3パターンで2025年を予測してください。それぞれのシナリオで想定される条件も教えてください

【2025年 3シナリオ予測】 ■ 楽観シナリオ(好条件が揃った場合) 想定条件:新規施策が奏功・口コミ効果・広告効率の向上 参加者数:720名(前年比 +18.0%) 成約率:12.0%(+1.0pt改善) 売上:4,200万円(前年比 +25.4%) 広告費:450万円 ■ 基本シナリオ(現在のトレンドが継続) 想定条件:現状の成長率・成約率・広告費配分を維持 参加者数:690名(前年比 +13.1%) 成約率:11.0%(横ばい) 売上:3,850万円(前年比 +14.9%) 広告費:440万円 ■ 悲観シナリオ(成長が鈍化した場合) 想定条件:市場成熟・競合激化・広告効率の低下 参加者数:640名(前年比 +4.9%) 成約率:10.5%(▲0.5pt) 売上:3,450万円(前年比 +3.0%) 広告費:430万円

4. 予測結果を Excel に追加する

予測結果を元の Excel ファイルに追加して、実績と予測を1つのファイルで管理できるようにします。

入力するプロンプト

予測結果を Excel ファイルの新しいシートに追加してください。
シート名:「2025年予測」
内容:楽観・基本・悲観の3シナリオの数値を横並びで比較できる表形式にしてください。
また、実績データ(2020-2024年)と3シナリオの予測を重ねた折れ線グラフも追加してください。
グラフタイトル:「参加者数の実績と2025年予測(3シナリオ)」

ヒント:グラフの凡例をわかりやすく

グラフに「実績」「楽観」「基本」「悲観」の凡例をつけてもらいましょう。異なる色(実績:青、楽観:緑、基本:黄、悲観:赤)にすると見やすくなります。

5. マーケティング示唆:分析から戦略提案へ

数字の分析だけでなく、「では来年度どうすればよいか」という戦略的な提案を Gemini に出してもらいましょう。

1 セミナー戦略の提案を依頼する
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分析結果から、来年度のセミナー戦略について3つの提案をしてください。各提案は「課題」「施策」「期待効果」の形式で書いてください

【来年度セミナー戦略 提案】 ■ 提案1:成約率の上限突破(目標:11% → 12%) 課題:2022年以降、成約率が11%で頭打ちになっている 施策:セミナー後の個別フォローアップ体制を整備する (参加者全員に48時間以内の個別メール+30日後のリマインド) 期待効果:成約率 1pt 改善で売上が約350万円増加 ■ 提案2:広告費の最適配分(デジタル重視へ転換) 課題:現在の広告費配分が不透明で、チャネル別 ROI が不明 施策:SNS 広告・リスティング広告のデータを集計し、 ROI の高いチャネルに予算を集中(全体の 60% をデジタルへ) 期待効果:同じ広告費でリーチが20%増加と試算 ■ 提案3:開催回数の増加(年18回 → 20回) 課題:参加者数の増加に対して開催回数が追いついていない 施策:オンライン開催を追加して2回増やす(コスト増を最小化) 期待効果:参加者数が約 7% 増加、売上換算で約270万円増
2 広告費の最適配分案を出してもらう
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2025年の広告費を440万円と仮定した場合の最適配分案を提案してください。チャネル別(SNS広告・リスティング広告・オフライン広告・その他)に分けて、それぞれの予算配分と理由を教えてください

6. 分析結果を既存の資料に反映する

第3部で作成した Word 報告書と PowerPoint スライドに、今回の分析結果と予測を追加します。

1 Word 報告書に追記する
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分析結果と予測を、先ほど作成した Word 報告書に追記してください。
・第3章「トレンド分析」に:成長率分析・ROI 分析・参加者数と成約率の相関の内容を追記
・第5章「2025年予測と提案」(新規追加)に:3シナリオ予測と戦略提案3点を追記
既存の内容は変えずに、章を追加する形でお願いします

2 PowerPoint スライドを予測データで更新する
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PowerPoint 提案資料も予測データで更新してください。
・スライド4(2025年予測):先ほど計算した3シナリオの数値に更新
・スライド5(戦略提案):先ほどの3つの提案内容に更新
・スライド6(まとめ):重要ポイントと来月のアクションプランを追記
全体のデザインや配色は変えずにお願いします

7. AI 予測の限界を理解しておこう

重要:AI による予測はあくまで「参考値」です

Gemini CLI による予測は、過去のデータのトレンドから数学的に計算した推定値です。以下の点を必ず念頭に置いてください。

項目 内容
あくまで過去データからの推定 予測は過去5年のデータに基づいています。過去のパターンが今後も続くとは限りません
外部要因は考慮されない 景気の変動・競合の動向・社会情勢の変化は予測に含まれていません
データが少ない 5年分(5データ点)は統計的に多くありません。誤差は ±15〜20% 程度を見込んでください
意思決定の参考として使う 予測を「正解」として扱わず、意思決定の1つの参考材料として使ってください
第4部の完了チェック
  • 5年間のデータ比較分析ができた(成長率・ROI)
  • 参加者数と成約率の相関を確認した
  • 2025年の3シナリオ予測が完成した
  • 予測を Excel の新シートに追加した
  • 戦略提案3点が出せた
  • Word 報告書と PowerPoint スライドを更新した

第5部:PDF化・QRコード生成

資料を配布できる形に仕上げる

第5部:PDF 化・QR コード生成

作成した資料を配布できる形に仕上げ、成果物を整理しよう

所要時間:約25分 | 難易度:入門〜初級

1. PDF 出力:資料を配布できる形に変換する

Word・PowerPoint・Excel などのファイルは、相手が同じソフトを持っていないと開けなかったり、レイアウトが崩れたりすることがあります。PDF 形式に変換すれば、どんな環境でも見た目が崩れずに共有できます。

PDF 化の仕組み

Gemini CLI は PDF への変換に、Python ライブラリ(reportlab・fpdf2 等)や、PC にインストール済みの LibreOffice などを使用します。環境によって使われるツールが異なりますが、Gemini が自動で最適な方法を選んでくれます。

Word 報告書を PDF に変換する

1 Word ファイルを PDF に変換する
入力するプロンプト

作成した Word 報告書をPDFに変換してください。
入力ファイル:2020-2024年度セミナー実績報告書.docx
出力ファイル:2020-2024年度セミナー実績報告書.pdf
保存場所は元のファイルと同じフォルダにしてください

PowerPoint 提案スライドを PDF に変換する

入力するプロンプト

PowerPoint 提案資料もPDFにしてください。
入力ファイル:来年度戦略提案スライド.pptx
出力ファイル:来年度戦略提案スライド.pdf
スライドは1ページに1枚の配置でPDF化してください

Excel 集計表を PDF に変換する

入力するプロンプト

Excel 集計表もPDF化してください。
入力ファイル:セミナー集客データ_2020-2024.xlsx
出力ファイル:セミナー集客データ_2020-2024.pdf
「実績データ」シートと「2025年予測」シートの両方をPDF化してください

PDF 変換がうまくいかない場合

LibreOffice がインストールされていない環境では、PDF 変換に失敗することがあります。その場合は Gemini CLI が代替方法(Python ライブラリの使用など)を提案してくれます。または Word / PowerPoint のソフト上から「PDF として保存」機能を使う方法もあります。

2. QR コード生成:URL を QR コードに変換する

セミナーの案内資料・チラシ・名刺などに QR コードを載せることで、参加者がスマートフォンで簡単にフォームや資料にアクセスできるようになります。Gemini CLI で一度に複数の QR コードを生成できます。

使用するライブラリ

qrcode(Python)ライブラリを使用します。未インストールの場合は Gemini CLI がインストールを提案します。

今回生成する QR コードの URL 一覧

用途 URL ファイル名
セミナー告知ページ https://example.com/seminar2025 qr_seminar2025.png
申込フォーム https://example.com/entry-form qr_entry-form.png
会社プロフィール https://example.com/company-profile qr_company-profile.png
お問い合わせ https://example.com/contact qr_contact.png
1 QR コードを一括生成する
入力するプロンプト

以下の URL 一覧から QR コードを生成してください。

URL リスト:
・https://example.com/seminar2025
・https://example.com/entry-form
・https://example.com/company-profile
・https://example.com/contact

QR コードは qr_codes フォルダに保存し、ファイル名は URL の内容がわかるようにしてください(例:qr_seminar2025.png)。
画像サイズは 300×300 ピクセルで、読み取りやすい品質にしてください

Gemini からの確認メッセージ例:

以下の操作を実行します: 1. qr_codes/ フォルダを作成 2. QR コードを生成(4件): ・qr_seminar2025.png ・qr_entry-form.png ・qr_company-profile.png ・qr_contact.png 実行してよいですか? [y/n]:
2 URL 一覧表を CSV で出力する
入力するプロンプト

URL 一覧表も CSV で出力してください。
ファイル名:qr_url_list.csv
列:用途、URL、QR コードファイル名
保存場所:qr_codes フォルダ

QR コードの確認方法

生成された QR コード画像は、スマートフォンのカメラアプリで読み取って確認してください。正しい URL に遷移すれば成功です。

QR コード一覧を確認するプロンプト

qr_codes フォルダの中身を一覧表示してください。ファイルサイズも教えてください

3. 成果物の整理:最終的なフォルダ構成を作る

今日の研修で作ったすべての成果物を、わかりやすいフォルダ構成に整理します。第2部で学んだフォルダ整理の知識を活かします。

1 成果物フォルダ構成に整理する
入力するプロンプト

今日の研修で作成した成果物を以下のフォルダ構成に整理してください:

gemini-workshop-output/
├── 01_整理済データ/ ← sample_data_clean の整理済みファイル
├── 02_分析用データ/ ← セミナー集客データ_2020-2024.xlsx
├── 03_資料(Office)/ ← Word・PowerPoint のオリジナル
├── 04_PDF/ ← 各ファイルの PDF 版
└── 05_QRコード/ ← QR コード画像と URL リスト

元のファイルは残したまま、コピーで整理してください

2 各フォルダに README.txt を作成する
入力するプロンプト

各フォルダに README.txt を作成して、中身の説明を書いてください。
フォーマット:
・フォルダ名
・このフォルダの用途(1〜2行)
・主なファイル一覧
・最終更新日(今日の日付)
・作成者(「Gemini CLI 研修受講者」と記載)

README.txt の例:

===== 03_資料(Office) ===== このフォルダについて: Word・PowerPoint の編集可能な形式のオリジナルファイルを格納しています。 内容を修正する場合はこちらのファイルを編集してください。 主なファイル: - 2020-2024年度セミナー実績報告書.docx - 来年度戦略提案スライド.pptx 最終更新日:2025年1月xx日 作成者:Gemini CLI 研修受講者

4. 最終確認:成果物の全体を確認する

すべての成果物が揃っているかを最終確認します。

入力するプロンプト

成果物フォルダ(gemini-workshop-output)の全体構成をツリー表示してください。各ファイルのサイズも表示してください

完成形のイメージ:

gemini-workshop-output/ ├── 01_整理済データ/ │ ├── README.txt (1.2KB) │ ├── 01_集客データ/ │ │ └── 2020-01_集客データ_セミナー参加者.csv (など) │ ├── 02_報告書/ │ └── ... ├── 02_分析用データ/ │ ├── README.txt (0.8KB) │ └── セミナー集客データ_2020-2024.xlsx (48KB) ├── 03_資料(Office)/ │ ├── README.txt (0.9KB) │ ├── 2020-2024年度セミナー実績報告書.docx (42KB) │ └── 来年度戦略提案スライド.pptx (185KB) ├── 04_PDF/ │ ├── README.txt (0.7KB) │ ├── 2020-2024年度セミナー実績報告書.pdf (320KB) │ ├── 来年度戦略提案スライド.pdf (890KB) │ └── セミナー集客データ_2020-2024.pdf (210KB) └── 05_QRコード/ ├── README.txt (0.8KB) ├── qr_url_list.csv (0.5KB) ├── qr_seminar2025.png (12KB) ├── qr_entry-form.png (12KB) ├── qr_company-profile.png (13KB) └── qr_contact.png (11KB) 合計:12ファイル / 1.7MB
第5部の完了チェックリスト
  • Word 報告書を PDF に変換できた
  • PowerPoint スライドを PDF に変換できた
  • Excel 集計表を PDF に変換できた
  • QR コードを4件生成できた(スマートフォンで動作確認済み)
  • URL 一覧を CSV で出力できた
  • 成果物を5つのフォルダに整理できた
  • 各フォルダに README.txt を設置できた

第6部:まとめと次の一歩

今日の学びを整理し明日からの実務に活かす

第6部:まとめと次の一歩

今日の学びを整理し、明日からの実務に活かす

所要時間:残り時間すべて
次の一歩マップ:Gemini CLI後に試せるAI開発環境を「使う/作る × CLI/IDE」の2×2マトリクスで整理(Cursor / Claude Code / Codex CLI / Antigravity ほか)
🧭 次の一歩マップ:Gemini CLIの先にあるAI開発環境の発展ルートクリックで拡大

1. 今日学んだこと — 6つのポイント

本日の研修「セミナー集客データ5年分の分析・予測」を通じて学んだことを振り返ります。

1

Gemini CLI でファイル・フォルダを整理できる

バラバラだった sample_data_messy フォルダを、日本語の指示だけで整然と整理できました。 「確認してから実行」という安全な手順も体験しました。 命名ルール(年月・用途・版数)を Gemini に考えてもらうことで、属人的なフォルダ管理から脱却できます。

2

Excel・Word・PowerPoint をプロンプトだけで生成できる

Python の openpyxlpython-docxpython-pptx を背後で使いながら、 受講者はプロンプトを出すだけで3種のOfficeファイルを作れました。 データ・グラフ・デザインの指定も日本語で伝わります。

3

データ分析(成長率・ROI計算)を自動化できる

5年分の集客データから前年比・CAGR・広告費ROIを自動計算しました。 Excelの関数を知らなくても、Gemini CLI に依頼するだけで正確な数値が得られます。

4

3シナリオによる未来予測ができる

楽観・基本・悲観の3シナリオで2025年度を予測しました。 「AIが言うから正しい」ではなく、前提条件と限界を理解した上で参考にする姿勢が大切です。

5

PDF変換とQRコード生成ができる

Word・PowerPointをPDFに変換し、URLからQRコードを一括生成しました。 これまで手作業や有料ツールに頼っていた作業が、プロンプト1つで完結します。

6

成果物を整然と管理する仕組みを作れる

01_整理済み〜05_QRコードの5フォルダ構成で全成果物を一元管理しました。 「どこに何があるか」が明確な状態を、Gemini CLI が自動で構築してくれます。

2. 実務活用アイデア

今日学んだスキルをどの業務に応用できるか、具体的なアイデアを挙げます。

業務シーン Gemini CLI の活用例 期待効果
デスクトップ整理 散在したファイルを用途別フォルダに自動分類・命名 探し物の時間を削減
月次報告書テンプレート作成 実績データを読み込んでWordに自動挿入 報告書作成時間を半減
営業資料の更新 最新数値をPowerPointに自動反映・PDF出力 更新作業のミスを防止
QRコード一括生成 セミナー・展示会用のURLをまとめてQR化 印刷物の作成コスト削減
定型的な事務作業 ファイル名変換・フォーマット統一・データ集計 繰り返し作業を自動化

3. よくある失敗例と対策

Gemini CLI を使い始めた人がつまずきやすいパターンと、その対策を紹介します。

失敗例1:曖昧な指示を出す
「いい感じにまとめてください」「適当に整理して」のような指示では、 意図と違う結果になりがちです。
対策:ファイル名・フォルダ名・列名・配色など、具体的な数値や名前を指定しましょう。
失敗例2:確認なしで実行させる
「すぐにファイルを移動して」と一気に指示すると、 元のファイルが失われたり意図しない場所に移動することがあります。
対策:「実行前に何をするか一覧で見せてください」を必ず入れましょう。
失敗例3:実務データをそのまま使う
研修の学習段階で本番の顧客データや機密情報をGemini CLIに入力するのは危険です。
対策:練習・検証はサンプルデータで行い、本番導入は会社のポリシーを確認してから。
失敗例4:一度に大量の指示を出す
「Excelを作って、分析して、Wordに書いて、スライドも作って」と一気に依頼すると、 どこかでエラーが起きても原因が特定しにくくなります。
対策:1つずつ順番に依頼し、それぞれ確認してから次に進みましょう。

4. 安全に使う4つのポイント

1

必ず確認してから実行する

ファイルの移動・削除・上書きを伴う操作は、実行前に「何をするか一覧で見せてください」と確認を取る癖をつけましょう。 Gemini CLI は確認なしで実行しようとする場合もありますが、「先に計画を教えてから実行してください」と一言添えるだけで安全性が大幅に上がります。

2

バックアップを取ってから作業する

大切なデータは Gemini CLI に触れさせる前に必ずバックアップを作成してください。 「元データは残してコピー側で整理してください」というプロンプトを習慣化することも有効です。

3

最初は練習データで試す

新しい操作を試すときは、本番データではなくサンプルデータで動作確認してから本番に適用してください。 今日の研修で使った sample_data_messy のような練習用フォルダを常に用意しておくと安心です。

4

小さく始めて少しずつ拡大する

最初から全業務をAI化しようとせず、「まず1つの定型業務をAIで試してみる」ところから始めましょう。 うまくいったら少しずつ対象を広げていく方が、失敗リスクが低く学習効果も高まります。

5. AI利用の基本的な注意点

Gemini CLI を含むすべてのAIツールを利用する際の基本的な注意事項です(OWASP AIリスク軽量版に基づく)。

個人情報・機密情報を入力しない
顧客の氏名・住所・電話番号、社内の未公開財務データ、契約情報などはAIに入力しないでください。 入力したデータがモデルの学習に使われる可能性があります。 社内ポリシーと利用規約を必ず確認してください。
AIの出力を鵜呑みにしない
AIは「もっともらしい文章」を生成しますが、事実と異なる情報(ハルシネーション)を出力することがあります。 数値・法律・医療・専門知識に関する出力は、必ず人間が内容を確認・検証してから使用してください。
重要な意思決定はAIだけに頼らない
今日の演習で行った予測・戦略提案はあくまでも参考情報です。 採用・予算配分・法的判断など重要な意思決定は、必ず専門家・上長の判断と組み合わせてください。
プロンプト・出力内容の管理
AIとのやり取り(プロンプト・レスポンス)も業務情報の一部です。 スクリーンショットや共有には社内のセキュリティポリシーに従ってください。

6. 次のステップ — 明日からやること

「わかった」を「できる」に変えるための具体的なアクションを提案します。

1

日常業務の1つをAIで試してみる

まず「毎週やっている繰り返し作業」を1つ選んでください。 例:月次売上データのExcel整理、週報のWord作成、顧客へのURL送付用QRコード生成など。 その1つをGemini CLIで試してみることが最初のステップです。

2

プロンプトを工夫して精度を上げる

同じ依頼でも、プロンプトの書き方次第で結果の質が大きく変わります。 「具体的なファイル名・列名・フォルダ名を書く」「出力形式(表・箇条書き・文章)を指定する」 「確認してから実行してください、を添える」の3点を意識してみてください。

3

定期業務の自動化を検討する

月次・週次で繰り返す業務(報告書作成・データ集計・ファイル整理)は自動化の有力候補です。 Gemini CLIへの指示をメモしておき、毎回同じプロンプトを流用することで作業時間を大幅に短縮できます。

7. 推奨学習パス

本研修の前後に取り組むことで、より深く・確実にスキルを身につけられます。

フェーズ コンテンツ 目的
事前セットアップ 第1部: CLI起動とログイン 環境構築・Gemini CLIの基本操作を習得
本編(今日) 第2〜5部のハンズオン フォルダ整理・Office生成・分析・PDF/QR出力を体験
復習ミニ課題 自分の業務データ(サンプル)で同じ流れを再現 記憶の定着・自分ごと化
社内活用 月次報告・定例資料・ファイル整理のいずれか1つに適用 実務への導入・ROIの実感
お疲れさまでした!
本日の「Gemini CLI 実務活用講座」はこれで完了です。 セミナー集客データ5年分の分析・予測という一貫したテーマを通じて、 フォルダ整理からOffice生成・データ分析・PDF化・QRコード生成まで一通り体験できました。 明日から1つでも業務に活かしてみてください。ご受講ありがとうございました。